
2026年05月11日
MOSHが描くAI時代のひとり経済圏 —— 誰もが"好き"を事業にできる - MOSH
- MOSH株式会社
籔 和弥 - 代表取締役CEO
2026年4月28日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ3社が大企業に向けてピッチを行った。登壇されたスタートアップにMUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんがインタビューを行ったので皆様にご紹介!
本日ご紹介するのは、クリエイター向けオールインワン事業プラットフォームを運営するMOSH。
今回は、MOSH代表取締役CEOの籔 和弥氏に話を伺った。
目次
めぇ〜ちゃん- 『MOSH』は、個人の情熱やスキルをサービスとしてオンラインで販売できるプラットフォームです。
スマートフォンひとつでホームページ作成・予約・決済・顧客管理まで、自身のビジネスに必要な機能をワンストップで提供します!
「情熱がめぐる経済」を実現するMOSHの全貌
サービス概要を教えてください。
藪 :MOSHは、スキルや情熱を持つ個人が、自分自身の力で事業を立ち上げ、育てていくためのク リエイター向けオールインワン事業プラットフォームです。予約・決済・オンラインレッス ン・サブスクリプション・オンラインサロン・講座(LMS)・LINE連携・ランディングページ・分析まで、クリエイターが「お客様に価値を届け、継続的な関係を築く」ために必要な機能をオールインワンサービスとして提供しています。
ヨガや料理、フィットネス、音楽、アート、教育、ビジネスコーチングなど、現在国内外合わせて10万事業社を超える多様な分野のクリエイターにご利用いただいており、個人・小規模チームでありながら月商数百万円〜数千万円規模の事業を運営される方も少なくありません。
私たちが目指しているのは、単なる決済ツールではなく、クリエイターの事業運営を丸ごと 支えるパートナーであること。「情熱がめぐる経済」を合言葉に、ファンとクリエイターが直接つながり、熱量が循環する新しい経済圏を日本から世界に広げていくことを使命としています。

サービスイメージ
世界一周の旅で見つけた「情熱がめぐる経済」への確信
創業のきっかけを教えてください
藪:原点にあるのは、「情熱がめぐる経済をつくりたい」という想いです。
2017年、前職を辞めた私は、バックパック一つで世界一周の旅に出ました。アジア、インド 、東アフリカ、アメリカ──異なる宗教・経済・文化のもとで暮らす150人以上の若者に会い、一人ひとりに「これからどう生きていきたいか」を聞いて回りました。
そこで強く感じたのは、国や立場、経済水準に関係なく、誰もが「自分が情熱を向けられる 何か」を探しているということでした。豊かな国の若者も、厳しい環境にいる若者も、目を輝かせて自分の夢を語る瞬間の眼差しは、驚くほど似ていたのです。
同時に、旅先で現地のCtoCサービスに触れるたびに、スマートフォン一つで個人と個人が直接つながり、価値をやり取りできる時代の到来を肌で感じ、衝撃を受けました。情熱を持つ個人がいて、それを受け取りたい人もいる。テクノロジーは両者をつなぐ準備を整えつつある。それなのに、日本に帰ってみると、個人が自分の情熱を事業として届けるための道筋は驚くほど整っていませんでした。
クリエイターの熱量がファンに届き、ファンの応援が次の挑戦を生み、その熱がまた誰かの 人生を動かしていく──情熱がなめらかにめぐり続ける循環装置をつくろうと、MOSHを立ち上げました。
MOSHが生み出す「情熱の連鎖」とライフスタイルの変革
MOSHを活用したクリエイターの事例や、印象的なエピソードがあればぜひお聞かせください
藪:MOSHを通じて、自分のスキルや情熱を軸に、会社員時代の何倍もの収入を得るようになったクリエイター、個人でありながら年商1億円を超える事業を築いたクリエイター、オンラインサロンを起点に全国にファンコミュニティを広げたクリエイターなど、数多くの成功事例が生まれています。
特に印象的なのは、単なる「副業が成功した」という話ではなく、クリエイター自身が事業家として成長し、ライフスタイルそのものを自分で選び直していく姿です。ある料理研究家の方は、MOSHでオンライン料理教室を始めたことをきっかけに全国の生徒さんとの関係が深まり、今では自分の弟子にあたるクリエイターを輩出する立場になっています。
あるフィットネスクリエイターの方は、オンラインでレッスンやコミュニティを提供できる仕組みを手に入れたことで、拠点に縛られる必要がなくなり、海外移住を実現。場所を問わず世界中の生徒さんと繋がりながら、自分が理想とする暮らし方で事業を続けています。
一人の熱量が別の誰かの挑戦に火をつけ、その連鎖が新しい経済と新しい生き方を生んでいく──この循環こそが、MOSHがつくりたかった景色そのものです。

サービスイメージ
ツールではなく「事業パートナー」。クリエイターがMOSHを選ぶ本当の理由
他サービスとの差別化ポイントや、クリエイターからの声を教えてください
藪:MOSHが他サービスと最も異なるのは、「ツール提供会社」ではなく「クリエイターの事業パートナー」として立っている点です。機能面では、予約・決済・サブスク・オンラインサロン・講座運営・LINE連携・LPまでを一つのアカウントで完結できる統合性が強みです。複数のツールを組み合わせる必要がなく、申込〜決済〜継続接点〜ファン化までの体験を一貫して設計できるため、クリエイターは本業に集中できます。
ただ、クリエイターの方々から最も多くいただく声は、機能ではなく「伴走してくれる安心感」です。MOSHには、国内外合わせて累計10万クリエイターを支えてきた中で蓄積された成功パターンがあり、カスタマーサクセスチームや勉強会、コミュニティを通じて、 一人ひとりの事業ステージに合わせた支援を届けています。
「クリエイターが一人で抱え込まずに、事業として育てていける」。この体験の差が、「MOSHを使ってよかった」という声につながっていると感じています。私たちは、クリエイターが情熱を燃やし続けられるよう、経済・運営・精神の三方向から支える存在でありたいと考えています。
Pensight買収で加速する、「日本発・世界標準」への挑戦
日本発のプラットフォームとして世界でどのように戦っていくのか、その野望をお聞かせください
藪:2025年11月の米国Pensight買収は、MOSHにとって「日本発のクリエイタープラットフォームとして、世界のクリエイターエコノミーで本気で戦う」という意思表示です。
Pensightは、米国を中心に世界のクリエイターに支持されているプラットフォームで、特にパーソナルブランドを持つ知的クリエイター層に強いポジションを築いています。日本で培った「クリエイターの事業を丸ごと支える」ノウハウと、Pensightのグローバルでの顧客基盤・プロダクト力を掛け合わせることで、国境を越えて「情熱がめぐる経済」を広げていける確信がありました。日本のクリエイター文化は、「ファンとの長期的で濃密な関係性」を築く力に世界的な強みがあります。
一方、米国のクリエイターエコノミーはスケールとテクノロジーで先行している。この両者の良さを融合させたプロダクトは、日本企業にしか作れないと考えています。
目指すのは、「日本発・世界標準」のクリエイター基盤になること。一人ひとりのクリエイターが国境を越えてファンを獲得し、日本のカルチャーが再び世界の中心で語られる──そんな未来を、MOSHとPensightの両輪で実現していきます。
「好きを仕事に」が当たり前になる社会の実現に向けて
今後の展望をお聞かせください
藪:クリエイターエコノミーは今後、「副業」から「本業」、そして「産業」へと進化していくと確信しています。その中でMOSHが注力していく領域は、大きく三つです。
一つ目は、AIによるクリエイター支援の深化。
コンテンツ制作、マーケティング、カスタマーサポート、データ分析まで、これまで代理店やチームが必要だった業務を、個人のクリエイターがAIと共に実行できる環境を整えます。「一人でも、組織レベルの事業が運営できる」世界を当たり前にしていきます。
二つ目は、グローバル展開の加速。
Pensightとの連携を軸に、日本のクリエイターが海外のファンとつながり、海外のクリエイターが日本市場に進出できる双方向のプラットフォームへと進化させます。
三つ目は、クリエイター経済圏のインフラ化。
決済や集客だけでなく、金融(資金調達・保険)、法務、チームビルディングまで、クリエイターが事業家として成長するために必要なレイヤーを段階的に整備していきます。
私たちが本当につくりたい未来は、「好きなことを仕事にする」が特別ではなく、当たり前になる社会です。クリエイター一人ひとりの情熱が、誰かの人生を変え、それが連鎖して文化になる。そんな経済を、クリエイターの皆さんと共に創っていきたいと考えています。
KDDI 山本- ★推しコメント★
「自分のスキルや趣味でビジネスを始めたい」と考える人は増え続けていますが、多くはホームページ作成や決済といった専門知識の壁に阻まれてきました。
MOSHは、その「難しい」をスマートフォン一つで「簡単」に変えた画期的なサービスです。これにより、これまで諦めていた多くの人々が、続々と自分のビジネスを始めています。これは、単に便利なツールというだけでなく、無数の個人事業主が活躍する巨大な市場そのものを創り出しているというように捉えることができると思っています。利用者が増えるほどにプラットフォームの価値も高まるため、今後の成長にも期待しています!
それでは次回の記事もお楽しみに♪


