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2022年03月02日
関西電力とWILLER、モビリティ事業で業務提携
関西電力と WILLER は、次世代モビリティの企画開発・実施について、業務提携したことを明らかにした。エネルギーとモビリティを組み合わせたビジネスを検討する関西電力と、移動サービスに IT マーケティングシステムを導入し、新たな価値を創造してきたWILLERが手を組むことで、人口減少や少子高齢化など変化する社会にフィットした、持続可能な移動サービスの創出・普及と脱炭素社会の実現に取り組む。
関西電力は、再生可能エネルギーやワイヤレス充電など、電力需要の少ない時間帯の充電や最適化マネジメントのシステムを開発している。また、WILLER は、エリア回遊型移動サービスである「mobi」を展開しており、このサービスに利用する車両については、カーボンニュートラルの達成に向け電動化を検討している。
mobi は、地元の交通事業者などが運行し、30日間定額料金で乗り放題となるサービスで、近距離移動向けに、アプリで呼び出すオンデマンド形式で提供される。現在、東京都渋谷区、名古屋市千種区、京都府京丹後市、シンガポールのオーチャード周辺、ベトナム・ハノイなどで事業を展開している。また21年12月、WILLER と KDDI は合弁会社「Community Mobility株式会社」の設立と、今後mobi を共同で提供すると発表した。
弊社は、持続可能な社会をつくるためにMaaSに取り組んでおり、「移動格差の解消」「カーボンニュートラルの実現」を目指しております。
ファーストステップとして、AIオンデマンド交通サービスmobiにより誰もが自由に移動できる社会を目指しており、今後はEV化やエネルギーマネジメントなどの可能性を検討し、カーボンニュートラルを実現していけたらと考えており、関西電力様との協業によって前進していけることを楽しみにしております。
WILLER MaaS BU Mobility Service Div. マネージャー 池あい子氏
WILLER様は、地域社会の課題や街のカーボンニュートラルをモビリティ事業を通じて解決することを目指して「mobi」のサービスを展開しておられます。当社も同じく、エネルギー事業を通じて、カーボンニュートラルを進めようとしておりますので、同じベクトルのもと、お互い協力し合うことで、より良いサービスが開発すべく検討を重ね、今年2月に次世代モビリティ事業で業務提携を行うことを正式に発表いたしました。
これからはモビリティとエネルギーを掛け合わせた新しいサービスを開発し、持続可能な移動サービスの創出・普及およびゼロカーボン社会の実現に貢献してまいりたいと考えています。
関西電力 ソリューション本部 開発部門 eモビリティ事業グループ 部長 道満正徳氏