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2026年01月13日

決済データの価値をデジタル資産に - GINKAN

株式会社GINKAN
神谷 知愛
代表取締役 CEO

2025年12月18日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ6社が大企業に向けてピッチを行いました。登壇されたスタートアップにMUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんがインタビューをしたので皆様にお届けいたします。


5社目はGINKANです。GameFi機能を搭載するWEB3ウォレット「SyFu(サイフ)」を開発するスタートアップです。今回は、GINKAN 代表取締役 CEOの 神谷 知愛氏にお話を伺いました。


めぇ〜ちゃんめぇ〜ちゃん
日々の買い物の「決済データ」をデジタル資産に変え、消費による経済貢献を可視化するWeb3ライフスタイルアプリ「SyFu(サイフ)」およびWeb3クレジットカード「SyFu Card」を提供しています。

代表取締役 CEOの神谷氏に伺いました

何をしている会社ですか?

神谷 :SyFuは、日常のカード決済データを“育成型デジタル体験”へと変換し、消費そのものを価値として可視化・蓄積していくWeb3ライフスタイルアプリです。
ユーザーは店舗でのカード決済を行うことでNFT「MANEKINEKO」を成長させ、トークンやNFTを獲得します。これにより、これまで単なる支出として扱われてきた消費行動が、「体験」として実感でき、さらにデジタル資産として積み重なっていく仕組みを実現しています。

SyFuが目指しているのは、ゲーム体験だけでなく、蓄積された消費実績が、DID/SBT(譲渡不可NFT)として個人が管理できる“ユニバーサルクレデンシャル”へと変わり、国やサービスを越えて活用可能な、新しい経済活動の証明となる構想です。これはWeb3技術を用いることで可能になる、「分散型ネットワーク上での信用形成」としての取り組みです。

日本でのマネーフォワードMEとの連携を始め、グローバル展開では、オープンバンキング API 提携により、世界 50カ国・5,000以上の銀行カードの決済データを横断的に取り込む体制を構築。B2C向けのGameFiによる収益に加え、**企業向けには決済データを活用した次世代ロイヤルティ/マーケティング施策を実装できる基盤(Payment Data DePIN)としての展開をしています。

【事業構成】
SyFuの事業は、相互に連動する3つのレイヤーで構成されています。
1つ目は、決済データを起点にNFTを成長させ、報酬を獲得できるB2C向けサービス「SyFu Game」です。日常の消費行動がそのままサービス利用や価値創出につながる設計により、ユーザーの継続的な参加を促す循環型の体験を提供しています。

2つ目は、決済体験を拡張するFintechレイヤーです。日常の支払いに連動して、Web3上のデジタル資産(NFTやトークン)の獲得・成長といったインセンティブが積み上がる設計により、従来のポイント還元を超えた新しいロイヤルティ体験を提供します。会費モデルなどと組み合わせることで、継続収益型のビジネス基盤を構築しています。

3つ目は、企業向けのデータ活用基盤です。蓄積された消費実績をもとに、企業が新たなロイヤルティ施策やマーケティング施策を設計・実行できる環境を提供し、決済データを活用した次世代のエコシステム形成を目指しています。


サービスイメージ

なぜこの会社を立ち上げたのですか?

神谷 :SyFuを立ち上げた理由は、ひとことで言うと 「日常の“消費”が正しく評価され、国境を越えて信用として機能する世界をつくるため」 です。世界経済のエンジンである消費は、これまで“単なる支出”として扱われ、個人の評価や価値として還元されにくい構造がありました。さらにコロナ禍で消費低迷が経済に直撃したことをきっかけに、「個人の消費活動による経済貢献価値をどう証明し、評価するか」を同時に解く必要があると確信しました。

そこで、消費実績を唯一証明できる決済データに着目し、決済データを活用した新しい消費体験と、個人の消費実績が “ユニバーサルクレデンシャル(経済貢献の証明)”となるSyFuプロジェクトを立ち上げました。

これからの目標はありますか?

神谷 :SyFuの目標は、短期的には「決済×ゲーム」の体験を当たり前にし、日常の支払いがそのまま楽しさとリターンにつながる世界観を広げることです。

中長期では、蓄積された消費実績をDID/SBTとして個人が管理できる形へ進化させ、国やサービスに分断されていた信用を、本人の同意のもとで持ち運べるインフラを目指します。これにより、生活者にとって消費は「ただの支出」ではなく、価値として蓄積・還元される資産体験になり、企業にとっては決済データを起点にした次世代ロイヤルティやエンゲージメント設計を実装できる基盤となります。

最後に一言お願いします

神谷 :SyFuは、決済という“誰もが毎日行う行動”を起点に、生活者の体験と企業の価値創出をつなぐ新しいインフラをつくっています。共創パートナーの皆さまとは、単発のキャンペーンではなく、決済データ×ロイヤルティ×体験設計を通じて、継続的にユーザーが育ち、関係性が積み上がる仕組みを社会実装していきたいです。ぜひ一緒に、次の当たり前をつくりましょう。

KDDI 瀬戸谷
★推しコメント★
"既存の枠を超えたトークン経済の実装”に挑む同社はブロックチェーン技術をベースに、日常消費を価値化・可視化する新しい経済体験を提案しています。これは単なるFinTechではなく、消費行動と経済貢献を結び付ける革新的な試みであり、特許技術の取得など技術基盤の強化も進んでいます。これまでにトークンエコノミー型グルメSNS『シンクロライフ』の運営や事業譲渡も経験し、変化の激しい市場でサービス戦略を柔軟に進化させてきた歴史も印象的です。スタートアップとして技術と経営の両輪を回しながら、国境を越える価値創造を目指す姿勢が非常に魅力的であり、今後のWeb3時代の消費体験創出から目が離せない企業です。
それでは次回の記事もお楽しみに♪

株式会社GINKAN
https://syfu.io
GameFi機能を搭載するWEB3ウォレット「SyFu」を開発

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