- インタビュー
2024年08月23日
AIで人材採用を効率化! 生成AIで変わる採用の在り方とは - フォワード
- 株式会社フォワード
名古屋 考平 - 代表取締役社長
2024年8月16日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ6社が大企業に向けてピッチを行いました。登壇されたスタートアップにMUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんがインタビューをしたので皆様にお届けいたします。
4社目はフォワードです。AIを活用し企業の採用担当の業務を効果的・効率的にするSaaS型サービス「エースジョブ」(β版)の開発、提供するスタートアップです。今回は、フォワードの代表取締役社長 名古屋 考平氏にお話を伺いました。
- めぇ〜ちゃん
- エースジョブは、採用活動におけるスカウト文作成・配信や求人票の作成ができる、生成AIを活用した採用担当のBPaaSツールです。月10万円〜ご提供しています。
代表取締役社長の名古屋氏に伺いました
何をしている会社ですか?
名古屋:サービス概要でご説明した「エースジョブ」の運営が主力事業となります。一般的なSaaSの販売だけでなく、採用代行(RPO)としてもサポートさせていただいております。転職エージェントとして、採用企業様へリスキリング済みの候補者を直接ご紹介させていただく事業も運営しております。
サービスイメージ
なぜこの会社を立ち上げたのですか?
名古屋:今のビジネスをやっている原体験は前職(株式会社クリーマ)の上場、および入社当時には大きく負けていた競合へ4年かけて勝利した経験です。勝利要因を紐解きひとつあげるとすると「人が良かった」という点に尽きると感じております。
市場規模の大きさ、および人手不足の流れは不可逆になってくるというトレンドも相まって、経営においての採用の重要度が高まってくる中、採用支援を行うことは企業の本質的な成長に繋がると考えました。元々起業志望だったということもあり、上記のような考えで採用領域で旗を立てることにしたというのが起業および市場選択の背景です。
加えて、当初より技術的に注目していた生成AIも、創業初日にChatGPTのAPIが開放となる偶然も重なり、それを活かすことを前提としたサービス・プロダクト・組織作りを行っております。
これからの目標はありますか?
名古屋:目標は、日本の採用領域とその先にある社会課題の解決、そしてその結果として時価総額1,000億円規模の会社を作ることです。とはいえその歩みは一歩一歩着実に進めようとする中で、まずは喫緊起こしていきたい変化としては、採用活動における最も大事な瞬間である第一印象の改善、すなわち求職者がダイレクトリクルーティングの文章を受け取るというモーメントをより良いものにしていきたいと考えています。
地味なように見えて意外にこれは大きい未来の変化で、採用活動の成功率が飛躍的に向上し、転職を考えている人の人生が好転する大きなきっかけにもなると確信しています。我々の作るサービスを通じて、本当に良い企業、本当に良い才能が埋もれない、フェアな未来を作っていきたいと考えています。
最後に一言お願いします
名古屋:生成AIがもたらす変化は、30年に一度、インターネット出現以来の変化だと確信しています。スタートアップが戦える領域という意味では、その技術を活用したBPaaS型のシステムを構築し、売ることが成功のひとつの道筋だということが徐々に見えてきているタイミングだと感じています。弊社の事例がひとつの参考となるよう全力で成功しにいきますが、その過程でみなさまとご一緒できることを楽しみにしております。
また、生成AIの活用という文脈では無限にアイデアが出せるほど解像度は高まってきているので、その未来を作っていくためにお力になれそうなことがあれば、ぜひお気軽にお声がけいただければ幸いです。
- めぇ〜ちゃん
- 採用業務の効率化を通じて、不可逆な人手不足という巨大市場に挑戦するフォワード社に注目です!それでは次回もお楽しみに!
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