- インタビュー
2024年08月22日
世界水準のサイバーセキュリティ集団! - ChillStack
- 株式会社ChillStack
伊東 道明 - 代表取締役CEO
2024年8月16日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ6社が大企業に向けてピッチを行いました。登壇されたスタートアップにMUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんがインタビューをしたので皆様にお届けいたします。
2社目はChillStackです。AIを用いた異常検知クラウド及びサイバーセキュリティシステムを開発するスタートアップです。今回は、ChillStackの代表取締役CEO 伊東 道明氏にお話を伺いました。
- めぇ〜ちゃん
- 「Stena Expense」は、経費の不正や不備をAIが自動で検査するクラウドサービスです。
代表取締CEOの伊東氏に伺いました
何をしている会社ですか?
伊東:ChillStackは『自分たちが誇りに思える「AI × セキュリティ」ソリューションを創造し、企業が安心して前進できる社会を共創する。』というミッション&ビジョンの元、企業の個人立替経費の申請・承認データを元に、不正検知AIが自動的に不正や異常(不適切)な利用を検知するシステム「Stena Expense」や、セキュリティリスクを可視化する「セキュリティ診断」など、企業のリスク管理業務を効率化・高度化するサービスを提供しています。
サービスイメージ
なぜこの会社を立ち上げたのですか?
伊東:現在経費領域では、電子帳簿保存法などの法改正の後押しを受け、デジタル化が急速に進展しています。これによりデータ量は大幅に増加しましたが、デジタル化されたデータの利活用については、人の目でひとつひとつ確認や分析をするという非効率な現場が続いています。また、現場の効率化を進める一方で、ガバナンスに対する懸念も高まっています。
こういった背景から、AIセキュリティ技術のスペシャリストが集まり、高精度な不正検知ソリューションの開発に取り組み始めました。
これからの目標はありますか?
伊東:現在ChillStackでは、経費の不正や異常を検知する「Stena Expense」を通じて、財務経理や監査におけるリスク管理業務の効率化・自動化・高精度化を進めています。
リスク管理業務は経費のみではなく、例えばETCや法人カード、勤怠データ、ビルの入退館データなど、人事や総務と言った部署が抱えているデータでも発生します。
各部署が管理しているデータを横串で分析し、会社全体のリスク管理を一元化することで、全社での業務効率化・ガバナンス強化を実現し、バックオフィス全体を「守り」から「攻め」に転じれる未来を思い描いています。
最後に一言お願いします
伊東:リスク管理業務は、企業ごとに様々な要因で業務の効率化・高度化が難しいのが現状です。ChillStackでは、パートナーの各社様と共にお客様の複雑な課題を紐解き、バックオフィス全体の真の”DX”を実現し、日本全体をアップデートできるよう尽力して参ります!
- めぇ〜ちゃん
- 国際セキュリティコンテストに優勝するなど、世界的に見ても卓越した技術力の持つ気鋭のスタートアップであるChillStackに、これからも目が離せませんね!それでは次回もお楽しみに!