Dr.JOYとKDDIグループ、医療DX推進に向け提携

Dr.JOY、KDDI、KDDIまとめてオフィスは2023年11月15日、医療業界のDX推進に向け業務提携しました。

3社は本提携により、KDDIグループが提供する法人向けスマートフォン・ネットワーク・セキュリティーサービスで医療機関のDX基盤を整備し、Dr.JOYが提供する医師の働き方改革を支援する勤怠管理などの病院向けサービスを組み合わせることで、医療機関のDXを一気通貫で推進し、医療の「2024年問題」の解決に貢献していきます。

背景

医療業界では、勤務医の約4割が年960時間超の時間外・休日労働をしており、医師の過労が課題となっています。2024年4月から勤務医の残業時間の上限が年960時間となる一方で、医師の人手不足が懸念される医療の「2024年問題」が迫っています。

医師の働き方改革に伴い、タスクシェアをはじめ医療従事者全体を支援する医療DXが期待されていますが、医療機関ではDXの基盤となる、PHSからスマートフォンへの移行や、ネットワークやセキュリティーの整備が十分に進んでおらず、病院全体の業務効率化が課題となっています。

各社の強み

1. Dr.JOY

医療機関向けの働き方改革支援サービス「Dr.JOY」の開発・運営を行い、ビーコンを活用した医師向け勤怠管理や、病院内でのチャットによるコミュニケーションを提供し、医療機関の業務効率化に貢献しています。「Dr.JOY」は全国の医療従事者12万人と医療関連企業6万人の方に利用をいただいており、勤怠管理については45カ所の大学病院と106カ所の一般病院への提供実績があります。

2.KDDIとKDDI まとめてオフィス

通信事業を基盤に、お客さまのデジタル活用「DX」の支援を進めてきました。働き方改革の実現・運用を行うゼロトラストソリューションやマネージドソリューションを提供しています。これにより、セキュリティーインフラの構築からシステムの統合監視、お問い合わせやトラブル対応までの窓口一元化を実現する保守・運用監視体制、開発体制を実現可能です。
また、5Gなど多様なネットワークサービスやクラウドの導入から保守まですべてをサポートするクラウドサービスソリューションなどを構築しています。さらに、社会問題となっている医療情報システムのセキュリティーの課題に向けて、2018年に設立したKDDIデジタルセキュリティ株式会社とも連携しリスクアセスメントから脆弱性管理、セキュリティー監視・運用まで支援します。