- インタビュー
2025年11月28日
【大日本印刷社カーブアウト】技術ドキュメント自動生成AIサービスを展開 - DigKnow

- DigKnow株式会社
伊藤 悠一 - 代表取締役CEO
2025年11月12日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ6社が大企業に向けてピッチを行いました。登壇されたスタートアップにMUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんがインタビューをしたので皆様にお届けいたします。
5社目はDigKnowです。技術ドキュメント自動生成AI「Codeledge(コードレッジ)」を提供するスタートアップです。今回は、DigKnow代表取締役CEOの伊藤 悠一氏にお話を伺いました。
めぇ〜ちゃん- 技術ドキュメント自動生成AIサービス「Codeledge」は、ソースコードと連携するだけでシステムの仕様を自動で文書化・図解化し、ドキュメントとして作成・共有できるプラットフォームです。
代表取締役CEOの伊藤氏に伺いました
何をしている会社ですか?
伊藤 :DigKnow株式会社は、ITエンジニアの非生産的な作業やナレッジの属人化などを解消するため、技術ドキュメント自動生成AIサービス「Codeledge」を開発しています。生成AIを活用することで、最新のドキュメントが常に伴走している開発現場を「あたりまえ」とすることが目標です。ITシステムやソースコードに埋もれている知識を掘り起こすことで、新たなイノベーションが巻き起こる社会の構築を目指し、「Dig up Knowledge for INNOVATION」というミッションを実現していきます。

サービスイメージ
なぜこの会社を立ち上げたのですか?
伊藤 :私はITエンジニアとしてこれまで様々な開発現場に携わってきました。大学院研究室で長年引き継がれたソースコードや、スタートアップ企業におけるプロダクト開発や研究開発、大企業における製品サービス開発など、中にはドキュメントを十分に整備できておらず現状をすぐに把握できない現場も多くありました。このようなペインを実感する中、生成AIの台頭によって技術的な解決の糸口が見えたため、「ドキュメントに悩む開発現場をなくすこと」をライフワークにしたいと想い、起業しました。
これからの目標はありますか?
伊藤 :生成AIの登場によって、AIを活用したコーディングが開発現場において前提となりつつあります。さらには、エンジニアだけでなく非エンジニアが直接プロダクト開発する未来も近いです。一方で、システム自体はソースコードに根ざして動作するため、人の指示と動くシステムの間でギャップが生じうると考えています。
DigKnowは、ソースコードからシステムの仕様を「ドキュメント」として人に提示することで、そのギャップを埋め、より円滑にAIと協調しながら開発できる未来を目指しています。
最後に一言お願いします
伊藤 :「Codeledge」は、スピード感や柔軟性が求められるアジャイル開発の現場だけでなく、要件定義や設計を行って実装前にドキュメントを作成するウォータフォール開発の現場でも、ご活用いただくことを想定しております。日本のデジタル競争力を向上させることを目指し、志を共にできる共創パートナーとして、お力添えください!
KDDI 中河- ★推しポイント★
大日本印刷株式会社からのカーブアウト企業であるDigKnow社は、社員が会社に在籍したまま社外の資本を得て起業できる「出向起業型カーブアウト」の仕組みを活用し設立されたスタートアップです!
「Codeledge」の導入により、最新のドキュメントが常に伴走する開発現場が実現し、ナレッジの属人化解消にも大きく貢献することが期待されます。また、スピード感や柔軟性が求められるアジャイル開発の現場だけでなく、要件定義や設計を重視するウォータフォール開発の現場でも活用できる汎用性の高さも魅力です。日本のデジタル競争力向上に貢献する、確かなビジョンを持ったDigKnow社の今後の活躍が楽しみですね!
それでは次回もお楽しみに♪

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