- インタビュー
2025年11月27日
家庭料理配達サービス「 つくりおき.jp 」運営 - Antway

- 株式会社Antway
前島 恵 - CEO
KDDIは、共働き世帯に向けた家庭料理宅配サービス「つくりおき.jp」を運営するAntwayへ出資したことを公表しました。「KDDI Open Innovation Fund 3号」を通じたもので、出資額や評価額などの詳細は非公開。
今回はAntwayのCEO 前島 恵氏にお話を伺いました。
CEOの前島氏に伺いました
何をしている会社ですか?
前島:当社は、共働き世帯に向けた家庭料理宅配サービス「 つくりおき.jp 」を運営しています。
LINEアカウントを友達登録して簡単な注文フォームを入力するだけで、毎週1回決まった時間にできたてのお料理が1週間分まとめて届くサービスです。
当社専属の管理栄養士がメニューを監修し、都内にある自社キッチンで調理したお料理をご家庭の玄関先までお届けしています。
週替わりのメニューをこちらで決めてお届けし、メニュー選択や注文も含めて、お料理に関わる手間のほとんどを削減することを目指しています。

サービスイメージ
なぜ会社を立ち上げたのですか?
前島:私たちの事業の原点は、「機会の平等」を実現したいという強い思いにあります。特に、日本社会において家事という義務が、人々のチャレンジや成長の機会を奪っている現状に課題意識を持っていました。
2021年のインタビューでお話ししたように、家事の負担が特に女性の機会を制限している現状を変えたいという思いは今も変わりません。あれから4年が経ち、私たちのサービス「つくりおき.jp」は、より多くの方にご利用いただけるようになりました。サービス提供エリアも拡大し、以前は「家事代行にお金を払う」ことへの抵抗感があった方も、少しずつ私たちの「家事の負担をなくし、自由に使える時間を増やしてほしい」という想いに共感してくださる方が増えていることを実感しています。
これからの目標はありますか?
前島:私たちの目標は、テクノロジーの力で炊事・家事といった家庭の「義務」をなくし、誰もが自由に使える時間を増やし、可能性を最大限に発揮できる社会を実現することです。
そのために、私たちはまず国内での展開を加速させていきたいと考えています。より多くの方に便利にご利用いただくために、すでに着手しているフランチャイズ(FC)先の拡大に注力していきます。
そして、海外進出もスタートしました。炊事・家事の手間を減らしたいというニーズは、日本だけでなく世界中の家庭が抱える共通の課題です。国や文化は違っても、家事の負担から解放されたいという願いは同じだと考えています。日本で培ったサービスとノウハウを、世界の家庭へと広げていきたいと考えています。
KDDIからの出資を通して期待していることはありますか?
前島:KDDI様からの出資は、私たちの事業成長を大きく加速させるものと期待しています。KDDI様が持つ広範な顧客基盤と通信・テクノロジーのノウハウは、私たちが目指す「家庭のインフラ」としてのサービス提供において、非常に心強いパートナーになると考えています。
今回の追加出資によって、私たちはさらなる事業拡大を力強く推し進めることが可能となります。特に、国内でのフランチャイズ拡大、そして将来的な海外市場への挑戦において大きな後押しを期待しています。KDDI様が持つ国内外の事業展開の知見やネットワークは、私たちのサービスをより多くの人々に届け、世界中の家庭の課題を解決していく上で、強力な武器となると確信しています。
最後に一言お願いします
前島:MUGENLABOMagazine読者のみなさま。当社は様々なパートナー企業を募集しております。当社のFC事業・海外事業・はたまた商品の福利厚生利用などなど、コラボレーションの可能性があると思われましたらお気軽にご連絡ください。

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