- インタビュー
2024年08月05日
スタートアップに会いたい!Vol.83- アイシン
- 株式会社アイシン
細井 広康 - 新事業創出部 部長
連載「スタートアップに会いたい!」では、KDDI ∞ Laboにパートナーとして参画する大企業100社以上が、スタートアップと共に取り組んでいきたい課題や、スタートアップへ提供できる多様なアセットについて解説するコーナーです。大企業全社の課題・アセットは「MUGENLABO支援プログラム 2024」からご確認いただけます。
【ベクトル】に続く第83回目はアイシンです。アイシンの課題解決に挑戦したいスタートアップの皆様は、ぜひKDDI ∞ Labo事務局までご一報ください!
細井氏に伺いました
何をしている会社ですか?
細井:会社紹介と注力領域は、以下となります。
会社紹介
- 1965年のアイシン精機(現アイシン)誕生以来、自動車産業の普及を支えるとともに、多様化する社会のニーズや社会課題に対応。
- カーメーカーに一番近い、クルマをよく知る自動車部品メーカー。
- 「走る」「曲がる」「止まる」そして「安心」「快適」すべての領域に渡る商品群。
- 近年は製品だけではなくサービス領域にも事業を展開。
- 「”移動”に感動を、未来に笑顔を」という理念のもと、持続可能な社会づくりを目指す。
今後の注力領域
- 従来の事業領域にとどまらず、環境・社会課題の解決に貢献する商品・サービスを拡充し、感動と笑顔にあふれる社会を実現するソリューションカンパニーを目指す。
- これまで培ったグローバルな事業基盤で、世界中のさまざまなニーズに応え、また、技術開発力を活かし、幅広い製品を提供。
- 先端技術開発にも取り組んでおり、多様な社会とお客様の期待に応えるために幅広い業種との協業を加速。
これまでのオープンイノベーションの取り組み事例は?
細井:事業の価値創造・新事業の創出を狙いOI活動を推進しています。具体的には、モビリティ・物流・生技・AI-DX・CN・新領域を中心に有望パートナーを探索しています。
モビリティでは、スタートアップの電波センサとアイシンの認識・判断技術を組み合わせ、車室内の子供置き去り検知システムを開発。物流では、スタートアップのトラック・積荷マッチング技術とアイシンのルート生成技術を組み合わせたサービスを開発。生産現場では、スタートアップと共同開発したAI技術で検査員の熟練技術を学習し、工場の自動化と品質保証の両立を図っています。
御社の課題は何ですか?スタートアップのみなさまへ求めていることは何ですか?
細井:具体的には、モビリティ事業以外の下記の領域でスタートアップの企業と事業創出をしたいと考えています。
- ウェルビーイング事業(メンタルヘルス、企業の健康経営に関する事業案)
- AI画像認識活用事業(エッジAIカメラなどを活用した事業案)
- アップサイクル事業(産業廃棄物の有効活用に関する事業案)
- 農業事業(ハウス設備、肥料/農薬、農機具に関する事業案)
スタートアップへ御社から提供できるアセットはありますか?
細井:自動車部品の開発を通じて培ってきたメカトロニクス関連技術や位置情報活用技術、そして生産技術の支援ができます。
自動車関連以外にも新たなビジネス分野を広げており、その関連技術や、会社施設等も提供できます。
その他、スポーツ関連の場も提供できます。
最後に一言お願いします
細井:私たちは価値を社会に提供することで対価をいただいており、アプローチする社会課題が大きければ大きいほど事業の価値も大きくなります。皆さまの考える方向性と、私たちの考える方向性、そして社会の期待をすり合わせながら、感動と笑顔を生み出す新たな挑戦に取り組んでいきたいと思っています。
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<送付先>kddilabo-info@kddi.com
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・面会/提案希望先(大企業名/提案概要)※複数可
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