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2024年06月07日

スタートアップに会いたい!Vol.76- セイノーホールディングス

セイノーホールディングス株式会社
髙橋 一馬
主任

連載「スタートアップに会いたい!」では、KDDI ∞ Laboにパートナーとして参画する大企業90社以上が、スタートアップと共に取り組んでいきたい課題や、スタートアップへ提供できる多様なアセットについて解説するコーナーです。大企業全社の課題・アセットは「MUGENLABO支援プログラム 2024」からご確認いただけます。


【シャープ】に続く第76回目はセイノーホールディングスです。セイノーホールディングスの課題解決に挑戦したいスタートアップの皆様は、ぜひKDDI ∞ Labo事務局までご一報ください!


髙橋氏に伺いました

何をしている会社ですか?

髙橋:当社は、総合物流企業を目指し、多岐にわたる物流関連サービスを提供しています。
以下は、当社の主な事業領域である輸送事業についてであり、

  • 貨物輸送:陸上輸送、海上輸送、航空輸送など、さまざまな輸送手段を利用して国内外の貨物輸送を行っています。
  • 倉庫管理:物流センターや倉庫の運営・管理を行い、貨物の保管や入出庫、梱包だけでなく、製造・組立・検査・分解・流通加工などのファクトリー機能もサービスとして提供しています。
  • 物流ITソリューション:物流管理システムの開発・提供、ネットワークやデータの活用による効率化支援など、物流関連のITソリューションを展開しています。
  • サプライチェーンマネジメント:サプライチェーン全体の最適化や効率化を支援するコンサルティングサービスを提供しています。
  • 国際物流:国際輸送、通関手続き、国際展示会支援など、国際物流に関するサービスを提供しています。

    輸送事業以外に、自動車販売事業や物品販売事業、不動産賃貸事業を行っている他、その他事業として、金融や人材派遣、農業など様々な事業を展開しています。

    当社は、日本国内外で幅広い顧客に対して物流を中心としたサプライチェーン全般をサポートするサービスを提供しております。また、環境に配慮した持続可能な物流の実現にも積極的に取り組んでおり、Green物流の推進にも力を入れています。

これまでのオープンイノベーションの取り組み事例は?

髙橋:直近の取り組み事例として3つの事例をご紹介いたします。

  1. 物流周辺領域における新たなプラットフォーム:オープンロジ社との連携
    ・旧濃飛西濃運輸および関東運輸の拠点をオープンロジの倉庫ネットワークに追加
    ・両社でEC事業を行うクライアントの開拓を行い、オープンロジのシステムを活用したフルフィルメント案件を獲得
  2. 既存物流業務のプロセス改善:エアロネクスト社との連携
    ・ラストワンマイル推進室と密に連携
    ・共同でドローン配送ソリューション「Sky Hub」を立ち上げ、既存物流とドローン物流をつなぐ「新スマート物流」を展開。オープンなプラットフォームとして、異なる物流会社の荷物を一括して運ぶ共同配送も行う。現在10自治体で展開中
  3. 物流オペレーション領域の拡大:TENT社との連携
    ・西濃運輸 営業企画部と共同でレンタル/サブスク事業向けのフルフィルメントソリューション「レンタルストック」を開発中
    ・お客様に対して、レンタル/サブスク事業向けのソリューションをワンストップで提供
  4. そのほかにも、「ラクスル社」とのJV「ハコベル社」や物流拠点を使った水耕栽培、ライブコマース事業など様々なことに取り組んでおります。

御社の課題は何ですか?スタートアップのみなさまへ求めていることは何ですか?

髙橋:当社が直面している課題は多岐にわたります。

  • 社会課題の解決:少子高齢化や環境問題などの社会的課題に対処するため、持続可能な物流ネットワークの最適化が必要です。特に、Team Green Logisticsとして、環境に配慮した物流システムの構築が求められます。
  • 省人化:サプライチェーンにおける様々な領域で、人の操作や判断を必要とするプロセスを減らすことが重要です。具体的には、パートナー企業の物流オペレーション、ドライバー、倉庫内人員、事務員などの作業を自動化・効率化するソリューションが求められます。
  • 省人化からの標準化(フィジカルインターネットの構築):サプライチェーン全体での機能や情報の統合と共有が必要です。具体的には、アセットの開放、迅速な情報共有、パートナー企業との連携強化、積載率向上などを実現するソリューションが求められます。これにより、物流プロセス全体の効率化が図られます。
  • ESG関連:環境、社会、ガバナンス(ESG)に関連した取り組みが不可欠です。具体的には、電気自動車(EV)、燃料電池車(FCV)の導入、脱炭素化、モーダルシフトなど、持続可能な物流システムの構築が求められます。
  • これらの課題に対し、スタートアップのみなさまには以下の点を求めています。
    革新的な技術やアイデアを活用し、新たな解決策を共創していきたい。持続可能性を重視し、環境負荷の低減や社会的責任の果たし方に焦点を当てたソリューションを期待しています。皆様との協業により、より持続可能で効率的な物流システムの構築をしていきたい。

スタートアップへ御社から提供できるアセットはありますか?

髙橋:

  • 全国約750拠点(拠点拡大中)
  • 30000台超のトラック保有

提供アセットイメージ

最後に一言お願いします

髙橋:みなさま、こんにちは!物流業界は、新たな時代の波に乗り遅れることなく、常に進化し続ける必要があります。2024年問題を前に、私たちはより持続可能な未来を築くための行動を求められています。この重要な時期に、皆様の力を借りたいと考えています。

物流業に対する私たちの取り組みは、単なる挑戦ではありません。それは、持続可能な社会の構築に向けた使命です。物流領域だけではなく我々のお客様のバリューアップを行うことでサプライチェーンの効率化、ひいては国内全体のバリューアップにつながります。

ぜひご一緒に共創していきましょう!

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