- インタビュー
2023年08月30日
XRを活用した没入体験型エンターテインメント施設「ティフォニウム」を開発- ティフォン
- ティフォン株式会社
深澤 研 - 代表取締役CEO
2023年8月18日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ6社が大企業に向けてピッチを行いました。MUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんが登壇企業にインタビューを行いました。
2社目はティフォンです。VR・ARなどの先端テクノロジーと、細部までデザインされた圧倒的な世界観により「魔法のような体験」を楽しむことができる没入体験型エンターテインメント施設「ティフォニウム」を手掛けるスタートアップです。今回は、ティフォン代表取締役の深澤 研氏に話を聞きました。
- めぇ〜ちゃん
- XRを活用した没入体験型エンターテインメント施設「ティフォニウム」を自社開発しています!
代表取締役CEOの深澤氏に伺いました
何をしている会社ですか?
深澤:XR(VR/AR/MR)にフォーカスした新しい空間エンタテインメントの制作をしています。XRテーマパーク『ティフォニウム』を展開し、そのアトラクションも全て自社で開発しています。
また、様々な企業様とXRコンテンツを共創するCo-Creation事業も行っています。過去には、ARアプリ『ゾンビブース』シリーズの開発を行い、シリーズ累計4,000万DLを突破し、ディズニーアクセラレータにアジアから唯一採択され米ディズニーの公式ARアプリを制作しました。
ワイヤレスVRの体験
なぜ会社を立ち上げたのですか?
深澤:幼少の頃、ディズニーランドのホーンテッドマンションを体験したことが原体験の一つとなり、日常とは異なる世界を作り出したいと思うようになりました。自分の世界観を表現した体験を作るということを、特にテーマパークという形で実現するために会社を立ち上げました。
一時の楽しさを提供するだけではなく、自分にとってのホーンテッドマンションのように、原体験となりうる「魔法のような記憶に残る体験」を世界中の多くの人に届けたいと強く思っています。
これからの目標はありますか?
深澤:これからのコンピューティングプラットフォームは、スクリーンをベースにしたものから空間をベースにしたものへと移り変わっていき、それによってエンタテインメントのメインストリームも空間コンピューティング上へと移っていくことになると考えています。
私達はその新しい時代においてどのようなエンタテインメントがありうるかを先取りするために、今までVR・AR・MR・メタバースといったXR領域全般において様々な空間体験をつくり、先端的な技術・知識を培ってきました。スマホの次のデバイスとしてMRグラスが台頭してきたときに、真っ先にキラーコンテンツとなるものを作り出し、その先に世界的な空間エンタテインメントのブランドを築いていくことを目指しています。
最後に一言お願いします
深澤:VR・AR・MR・メタバースそれぞれにおいて、質の高い常設の有料コンテンツを多く制作してきたスタートアップは私達以外には世界でもほとんど存在しないと自負しています。
現在はそれらの技術を全て連携させることで、今までにない体験価値をリアルな場所に付加する新しい空間体験プラットフォームを準備しており、様々な業種の企業様とCo-Creationをしていきたいと考えています。
- めぇ〜ちゃん
- XRとメタバースの世界が連結するようなサービスができれば、体験価値は大きく向上しそうですね!それでは次回もお楽しみに!
関連リンク
関連記事
-
スタートアップに会いたい!Vol.88- 三菱商事
2024年11月05日
-
未来の世代に、豊かな食を。 - HarvestX
2024年10月31日
インタビューの記事
-
世界の最先端で勝負するには、マーケットを選べ──米国で起業した日本人起業家が語る、グローバル展開のリアル
2024年11月22日
-
アジア市場を足がかりに、グローバル展開を加速するトリファの成長戦略を聞く
2024年11月07日