- インタビュー
2023年08月28日
スマホをかざすだけで情報交換できる次世代デジタル名刺の提供 - スタジオプレーリー
- 株式会社スタジオプレーリー
坂木茜音 - 共同代表
2023年8月18日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ6社が大企業に向けてピッチを行いました。MUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんが登壇企業にインタビューを行いました。
1社目はスタジオプレーリーです。「人と人との出会いを豊かにする」をミッションに掲げ、スマートフォンをかざすだけで情報交換ができるデジタル名刺「プレーリーカード」を提供するスタートアップです。今回は、スタジオプレーリー共同代表の坂木茜音氏に話を聞きました。
- めぇ〜ちゃん
- 「プレーリーカード」とは、スマホをかざしてSNS・URL・プロフィールを交換することができる次世代の名刺交換サービスです!
共同代表の坂木氏に伺いました
何をしている会社ですか?
坂木:「人の出会いを豊かにする」をミッションに、スマホをかざすだけのデジタル名刺「プレーリーカード」のサービス提供を行っています。
プレーリーカードは交通系ICカードのようにかざして使います。相手のスマホにプレーリーカードをかざすとICチップが反応し、事前に設定しておいたプロフィールページが表示され、自己紹介やあらゆる情報交換を簡単に行うことができます。
プレーリーカードの特徴は以下です。
◆ 専用アプリ・カメラは不要。相手のスマホにかざすだけ
◆ SNS・名刺管理ツールとの連携、お好きなURLを掲載可能
◆ 両面オリジナルデザインのカードを高品質でお届け
◆ 一度購入すればずっと使い続けられる、地球にやさしいエコな名刺
次世代のコミュニケーションツールを提供することで、初対面の時間をデザインし、より豊かな社会を目指します。
「プレーリーカード」の説明
なぜ会社を立ち上げたのですか?
坂木:共同代表の私(坂木)と片山はクリエイターが集まるシェアハウスに住んでいます。同じシェアハウスに住むアーティストの友人が、海外へ旅立つことになり「何かプレゼントしたいね」と言って生まれたのがプレーリーカードです。せっかくならとシェアメイト6人にプレゼントしたところ、そこから友人の友人、そのまた友人とあっという間に広がっていき、ビジネスにしよう、と二人で始めました。
私自身も元々伝統工芸を学んでいたり、アーティストという一面も持っていることから「文化」や「コミュニケーション」というテーマへの挑戦に強く惹かれています。たった一人の友人のためのプロダクトが、今は「紙の名刺の課題解決」そして「あらゆる出会いを豊かに」という想いをもったサービスに変わりました。
これからの目標はありますか?
坂木:未来の目標は「一人一枚プレーリーカードを持つ世界を作ること」。この目標を叶えるためには既存の名刺の文化(=人との出会いの文化)をアップデートする必要があります。特に日本は「世界一の名刺消費国」と言われています。文化が根強いところにも課題とやりがいを感じます。
「DX」「脱炭素」「ワークライフバランス」のキーワードで未来を考えた際に、より名刺のシーンが多い企業様と一緒に挑戦する、というアクションは欠かせません。そこから様々な職種、コミュニティ、地域での導入を重ねていきます。
名刺に囚われずに、「ショップカードのポジションになるには?」「営業資料がもっと便利になるのでは?」「クエリエイターやアーティストにとっての最適な自己紹介ツールって?」「今名刺を持たない人たちってどんな人なんだろう?」という問いは私には欠かせません。
問いを膨らませる反面、リアルな声もとても大切にしています。SNSでの反応や利用シーンを見ることはとても学びになります。少しでも改善点があればアップデートするという地道な道のりの先にみんなが使ってくれるサービスがあると思います。今後もユーザーさんの声と社会の声を聴きながら実装を重ねていきます。
最後に一言お願いします
坂木:人生において「人との出会い」は大切です。「企業・サービス・場所・もの・コミュニティとの出会い」が人生を変えるような出会いになると考えています。お互いに一度しかない「初対面」をどう豊かな時間にできるかということを考え続けて、私たちは紙の名刺にとどまらない出会いのDXに挑戦しています。今後もデジタル名刺の市場は伸び続けていきます。私たちは先頭を走り続けますので応援よろしくお願いいたします!
- めぇ〜ちゃん
- プレーリーカードを用いて、説明資料・SNSを共有することができ、その場でより具体的な情報交換ができます!
それでは次回もお楽しみに!
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