- インタビュー
2023年01月31日
QRのみでNFT所有認証サービス - synschismo
- synschismo株式会社
赤川英之 - 代表取締役社長
2023年1月20日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ6社が大企業に向けてピッチを行いました。MUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんが登壇企業にインタビューを行いました。
2社目はsynschismoです。QRひとつでNFTの所有を認証できるソリューション「NFTauth」を提供するスタートアップです。今回は、synschismo 代表取締役社長の赤川英之氏に話を聞きました。
- めぇ〜ちゃん
- 「NFTauth」とは、"QRだけ"でNFTの所有を認証するサービスです。NFT会員権やNFTチケット、 NFTクーポンを活用する際の「NFT所有の確認が大変」という問題を軽やかに解決します。現在は基本無料でご利用可能です。
代表取締役社長の赤川氏に伺いました
何をしている会社ですか?
赤川:弊社は、「創造経済を拡大する」ことをビジョンに据え、あらゆる権利を流動化させることでひとつでも多くの価値をより多くの人々に分配できる流通基盤を構築しています。NFTを用いることでユーザーアクティビティが自社サービスやプラットフォーム経済圏を超えて蓄積される利点や集めること自体の楽しみという体験価値の向上が期待できます。
しかし、世の中のサービスや権利をNFTとして扱うためには、トークン化(デジタル化)するだけでなく現場オペレーションへの組み込みを支援するアナログ化のソリューションまで含めた垂直なアプローチが重要です。そのため、弊社ではトークン化・流通・検証を含むライフサイクル全体で事業を展開しております。
QRひとつでNFTの所有を認証できるソリューション「NFTauth」
特に「NFTauth」は、今日多くの利用が模索されているNFT会員権やNFTチケット、NFTクーポンを事業へ組み込む際に課題となる「所有認証」に対して、即日で現場オペレーションに組み込むことができる容易な利用フローと、ブロックチェーンならではの顧客情報の蓄積を可能にしたソリューションです。
NFTauthは事業者・エンドユーザー両方とも基本無料でご利用いただけます。弊社は、ユーザーが利用実績に応じて獲得したクーポンを店舗やECで利用した成果に対して送客手数料をいただくビジネスモデルとなっております。
なぜ会社を立ち上げたのですか?
赤川:弊社の理念はシンシズモ株式会社の社内関係者はもちろん、弊社が提供する事業を通じて人類の創造性を最大限に高めることです。そのために、流動せずに留保されている権利を流動化させることで、"ひとつでも多くの価値をより多くの人々に分配"することを目指しています。
そしてブロックチェーンやその上で展開されるトークンを中心とした市場は、権利の流動化を支える重要な要素技術であると考えています。私たちは、それら要素技術を市場へとフィットさせるべく、権利の流通基盤を構築しています。
これからの目標はありますか?
赤川:弊社は、Web3.0ネイティブなスマートコントラクト中心のプロダクトから、Web2.5と呼ばれるWeb3.0へのオンボーディングを志向したソリューション提供の両輪で事業を展開しています。その意図は、Web2.5ソリューションによるマスアダプションの促進を通したWeb3.0の社会実装です。
Web3.0が当たり前になる未来を見据えて、より一層のマスアダプションを進めるべく、事業者やユーザーが抱える障壁やリスクを徹底的に取り除く事業展開を進めてまいります。
最後に一言お願いします
赤川:技術的な追求は大前提に、何よりもお客様の幸せが弊社事業の最大目標になっております。市場へのアダプションと顧客体験の向上を通して、お客様により良い体験や生活を実現するために、ぜひ弊社の力をご活用いただければ幸いです。
- めぇ〜ちゃん
-
NFTを活用する上で課題となっている所有認証問題をQRコードだけで解決できるのは、事業者にとってとても魅力的ですね!
それでは次回もお楽しみに!
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