- インタビュー
2023年05月12日
作業の可視化・品質向上・効率化を実現するARシステムの提供 - ARDe
- 株式会社ARDe
山口剛二郎 - 代表取締役
2022年4月21日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ6社が大企業に向けてピッチを行いました。MUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんが登壇企業にインタビューを行いました。
3社目はARDeです。ものづくりに携わるあらゆるエンジニアのための先端IT技術を利用したソフトウェア・ソリューションを提供するスタートアップです。今回は、ARDe 代表取締役の山口剛二郎氏に話を聞きました。
- めぇ〜ちゃん
- 「AR作業管理システム ARDe」は、AR技術を利用し、作業の可視化、品質向上、効率化を実現する作業現場を支援するシステムです。
代表取締役の山口氏に伺いました
何をしている会社ですか?
山口:AR(MR)、画像認識技術とIoTを組み合わせ、現実空間で行われている作業員の行動をトラッキング、作業の正誤判定と逸脱行為の監視を行うシステムを開発しています。主にxR技術で、製造現場の先進化のお手伝いをしております。
作業サポート
なぜ会社を立ち上げたのですか?
山口:2007年からAR技術に携わっているのですが、この技術を知れば知るほど「ものづくり」に役に立つ!と考えていました。縁あって、日本を代表するものづくり企業の生産技術部門の皆様とコラボをしながら今日に至るわけですが、そこで触れてきたのはものづくりに携わる人たちの矜持です。
誰も見ないような細かい部分にも手を抜かない。そんな人たちに、強い憧れと尊敬を持っています。現在、現場からベテランがいなくなり、技術の担い手となる若い人材は育たず、ものづくりの大切な技術が失われる危機に瀕しています。
私たちは、xR技術を駆使し、ものづくりの伝統と文化を次世代に繋ぐために力になりたいと願っています。日本のものづくりの貴重な技術やノウハウを共有・継承し、未来を支えていく。それが我々ARDeの使命だと考えています。
これからの目標はありますか?
山口:私たちのシステムは、現在主にインフラ関連産業での適用を進めていますが、将来的にはこのシステムを品質管理のスタンダードとして広め、作業技術の標準化による低コストで高品質なサービスを提供できるプラットフォームとして展開していきたいと考えています。
例えば、航空機整備やエレベーターメンテナンス、自動車修理、ビル・マンション修繕など多岐にわたる用途で活用し、幅広く人々の生活を支える技術として広めていきたいと考えています。
最後に一言お願いします
山口:ARDeは、先端IT技術を活用し、「ものづくり」の素晴らしさを保全・発信し、日本の文化を世界に伝え、未来へ繋ぐ企業を目指します。ARや画像認識などの最先端技術で、日本のものづくりの魅力を広めていきたいと考えています。
- めぇ〜ちゃん
-
属人的でなく誰もが同じように作業できる環境を整えることは、ものづくり大国といわれる日本にとって重要ですね。
それでは次回もお楽しみに!
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