- インタビュー
2021年06月16日
「ロカルメオーダー」で食品産業のDXを加速 - スパイスコード
- スパイスコード株式会社
中河 宏文 - 代表取締役CEO
2021年5月20日、KDDI ∞ Laboの月次全体会(完全オンライン実施)において、スタートアップ6社が大企業に向けてピッチを行いました。MUGENLABO Magazine編集部の新米記者めぇ〜ちゃんが登壇企業にインタビューを行いました。
6社目はスパイスコードです。食品OEMサービス「ロカルメオーダー」を運営しているスタートアップです。今回はスパイスコード代表取締役CEOの中河 宏文氏に話を聞きました。
- めぇ〜ちゃんMUGENLABO Magazine編集部
- 本誌の新米記者。事業共創やオープンイノベーション、CVCに関する知識を勉強しながら、MUGENLABO Magazineの制作に携わる。
- めぇ〜ちゃん
- 「ロカルメオーダー」とは、飲食店等が小ロットから使える食品OEMサービスです。仕込み業務からオリジナルソース、ケーキなどに至る多種多様な自社ブランドの食品を、オンラインで簡単に発注・製造できます!
代表取締役CEOの中河氏に伺いました
何をしている会社ですか?
中河:日本のフード産業のDXを促進し、サプライチェーンの最適化に取り組むフードテックのスタートアップです。飲食店・ホテルの「仕込み」をセントラルキッチン・食品工場にアウトソースできるサービス「ロカルメオーダー」の開発・運営を行っています。「仕込み」に時間がかかる煮込みやオリジナルソースなど、現在100種類を超える食品を大手外食チェーンや居酒屋、高級フレンチなどに提供しています。
「ロカルメオーダー」サービスイメージ
なぜ会社を立ち上げたのですか?
中河:Cerevoやミクシィ、Drivemode(2019年10月に本田技術研究所が買収)の共同創業を経て、メルカリでTech Leadを務めた後、2019年8月に創業しました。私の妻でありシェフの野崎翠氏(現在スパイスコード食品開発責任者)から聞いた外食産業の課題にヒントを得て、スパイスコードの事業がスタートしました。技術陣には、ミクシィやメルカリOBのエンジニアらが数多くを占めています。
これからの目標はありますか?
中河:テクノロジーの力を使い、消費者起点のなめらかで無駄のない食料生産・供給ネットワークを社会実装し、飲食店様、ひいては「食」の社会インフラを担っていらっしゃる皆様が誇りと自信を持って価値を発揮できる環境を創りたいと考えています。
最後に一言お願いします
中河:食の社会インフラを担う皆様が提供するサービスは、消費者のライフスタイルを豊かにし、素晴らしい食体験を実現しています。一方で人口減少、働き方改革、ニーズの多様化といった大きな変化に対応していかなくてはなりません。また新型コロナ感染症感染拡大を受けて、飲食業界を取り巻く環境は非常に厳しくなっています。
そんな中、私たちは仕込み・調理業務の改革を担う立場として、さらにフード産業のDXを加速し、人手不足の解消、業務の効率化、シェフの創造性向上などの課題を皆様と共に解決していきたいです。
それでは次回もお楽しみに!
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