- インタビュー
2021年09月02日
多様なデータを連携可能にするマルチバリューデータベース - シマント
- 株式会社シマント
和田 怜 - 代表取締役
2021年8月19日、KDDI ∞ Laboの月次全体会(完全オンライン実施)において、スタートアップ6社が大企業に向けてピッチを行いました。MUGENLABO Magazine編集部の新米記者めぇ〜ちゃんが登壇企業にインタビューを行いました。
2社目はシマントです。さまざまなデータの連携を可能にするソリューション「SImount DWH」を提供するスタートアップです。今回は株式会社シマント 代表取締役の和田 怜氏に話を聞きました。
- めぇ〜ちゃんMUGENLABO Magazine編集部
- 本誌の新米記者。事業共創やオープンイノベーション、CVCに関する知識を勉強しながら、MUGENLABO Magazineの制作に携わる。
- めぇ〜ちゃん
- 「SImount DWH」とは、さまざまなデータの連携を可能にするソリューションです!社内の全てのデータを自動結合し、データベースへ統合します。
代表取締役の和田氏に伺いました
何をしている会社ですか?
和田:日本の難解なDXを独自技術で推進します。 サプライチェーンの所々で、企業ごとの個別最適化システムと不整合なマスタが氾濫している現状に対し、多様なデータを複合的に連携する弊社の独自DB製品が課題解決します。
シマント事業概要
なぜ会社を立ち上げたのですか?
和田:国内企業の多くは、DXという新しい波に対応しようとした際に既存の業務フローやシステムデータの連携に悩んでいると思います。私も金融機関に勤務していた頃、データの連携に非常に悩まされました。新たな企画と既存業務に違いがあった際、板挟みになり悩むのはいつも現場なので、その現場の方々向けにサポートしたいという思いで企業しました。
これからの目標はありますか?
和田:「現場起点で進めることができるDX」をテーマとして掲げていきたいと思います。トップダウンの標準化は、綺麗な絵は描ける一方で、ステークホルダー同士の利害調整が進まずなかなか進捗しないことが多いと感じています。わたしたちの技術を使うことで、現場起点から小さく育て、その取り組みがうまくいった際には全社レベルへと発展させるDXを実現したいと思っています。
最後に一言お願いします
和田:わたしたちは技術に自信を持っている一方で、業界特有の課題、現場レベルでの具体的な課題についてまだまだ勉強すべきことが多いと思っております。共創パートナー様からそういった課題感を教えて頂き、我々が技術的に解決する、という正の循環を作っていきたいと思っております。よろしくお願い申し上げます。
- めぇ〜ちゃん
- 大企業では社内であっても様々なシステムが利用され、データの保存方法も異なり連携が難しいですよね。シマントのデータベースがDXを加速してくれそうです!
http://simount.com/
「データを活かせば未来が見える」
マルチバリューデータベース構築、データウェアハウス・データベースエンジンの「SMV(Smart Multi-Value)」の販売を行う。