- インタビュー
2021年02月24日
キャリアスクールからコミュニティブランドへ。受講者累計2万人「SHElikes」のこれから - SHE
- SHE
福田 恵里 - 代表取締役CEO/CCO
KDDIはミレニアル世代向けキャリアスクールコミュニティ「SHElikes」を主要事業として運営するSHEに出資したことを公表しました。「KDDI Open Innovation Fund 3号」を通じたもので、出資額や評価額などの詳細は非公開。
今回はSHE代表取締役CEO/CCO 福田 恵里氏にお話を伺いました。
代表の福田恵里氏に伺いました
何をしている会社ですか?
福田:私は、「ひとりひとりが自分にしかない価値を発揮し、 熱狂して生きる世の中を作る」をビジョンに据え、 2017年にSHEを創業しました。
主要事業である『SHElikes(シーライクス)』では、 ミレニアル世代のキャリアに必要なデジタルクリエイティブスキル講座を提供しています。 WEBデザインやWEBマーケティングなど、全20コース72レッスンから受講生のニーズにあった講座を受講することができます。加えて、コーチングやスキルを活かした仕事獲得のフォローなど、コミュニティを通じた受講生のキャリアチェンジサポートも行っており、これまでに20,000名以上に受講いただいています。2021年には、日本初・フルオンラインでトータル美容プロデュースをするコミュニティサービス「SHEbeauty」の展開と、理想のキャリアや人生の実現のために不可欠なお金の知識の獲得を目指すサービス「SHEmoney」の展開を予定しています。
SHE事業モデル
なぜ会社を立ち上げたのですか?
福田:創業のきっかけは、学生時代に立ち上げた初心者の女性向けWebスクールで、多くの女性の人生が変わる場に携われた事でした。受講生の女性たちが、実際にデザイナーやエンジニアへのキャリアチェンジを果たしている姿を見て、誰かの人生や個人の可能性を花開かせるサポートを更に深く広くやっていきたいと思うようになり、当時働いていたリクルートを卒業して26歳の時にSHEを起業しました。
これからの目標はありますか?
福田:SHEは今まで女性向けキャリアスクールとして認識される事が多かったのですが、私はSHEを"単なるスクール"で終わる会社だとは思っていません。
SHEの本質的価値は「変革」です。私たちが目指すところは、コーチング、コンテンツ、コミュニティを活用して、格差を是正し「個人」の価値観・生き方の変革をし続けることです。そして人の持つ固定概念から解放していくことがミッションだと思っています。
世の中にはまだまだ、キャリア、テクノロジー、金融、教育、政治など、男女間の不均衡や格差のある業界が多くあります。そういった不均衡を是正し、より一人一人が当たり前に自分らしく生きる事に向き合えるような事業展開をしていきたいと考えています。
そうして、5年後に売り上げ100億円でのIPOを一つのマイルストンとしつつ、最終的に上場した際には"義務教育のアップデート"を成し遂げる事が夢です。
資金調達を通して期待していることはありますか?
福田:今回の資金調達全体を通して、受講者と講師のマッチング自動化や商材のパーソナライズ化等、あらゆるコミュニティ体験の最適化などテクノロジーを使って熱狂を科学していきたいという思いがあります。
KDDIさまのテクノロジー領域における知見を生かしたサービスの向上や、顧客接点を活用して多くの方にサービス提供をしていきたいと考えています。
最後に一言お願いします
福田:「ミレニアル女性 × キャリア・美容・金融」が直近手がけている領域なので、本誌読者の皆様とはイベント共催などまずライトな部分から一緒にお取り組みさせていただき、そこから人材紹介での連携、社内研修、SHE会員による制作受託など様々なお取り組みの可能性を模索させていただけると幸いです。
https://she-inc.co.jp/
女性向けキャリアスクール「SHElikes」とミレニアル女性チームによるクリエーションパートナー「SHEcreators」の運営
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