- インタビュー
2021年06月30日
「Model V」で建設現場をアップデート - ARAV
- ARAV株式会社
白久 レイエス樹 - 代表取締役
2021年6月17日、KDDI ∞ Laboの月次全体会(完全オンライン実施)において、スタートアップ5社が大企業に向けてピッチを行いました。MUGENLABO Magazine編集部の新米記者めぇ〜ちゃんが登壇企業にインタビューを行いました。
3社目はARAVです。建機を遠隔地から操作できるシステム「Model V」を提供しているスタートアップです。今回はARAV株式会社代表取締役の白久 レイエス樹氏に話を聞きました。
- めぇ〜ちゃんMUGENLABO Magazine編集部
- 本誌の新米記者。事業共創やオープンイノベーション、CVCに関する知識を勉強しながら、MUGENLABO Magazineの制作に携わる。
- めぇ〜ちゃん
- 「Model V」とは、20年以上前に発売されたようなレガシーな建機でも後付けで遠隔操作を可能にするシステムです。スマーフォン、タブレット、PCにより、1,141㎞も離れた現場への遠隔操作が可能です!
代表取締役の白久氏に伺いました
何をしている会社ですか?
白久:建設現場の建機を遠隔地から操作できるシステムを開発しています。スマートフォンやノートパソコンで、十分なネットワーク環境があれば1000km離れた場所から建機の操作が可能です。すでにある建機のメーカーや機種を問わず、後付で搭載可能な装置となっています。2020年4月の創設以来、様々な問合せをいただき、現在10社以上の建設会社また建機メーカー等と遠隔・自動化の共同開発を進めています。
「Model V」サービスイメージ
なぜ会社を立ち上げたのですか?
白久:事業の背景として建設業界の3つの課題があります。1点目は高齢化で、高齢者の作業員が多いこと。2点目は危険な現場が多くて年間約300名の方が亡くなっていること。3点目は生産性が90年代から横ばいとなっていることです。一方で市場規模は60兆円と大きく、解決する社会的意義の大きい課題となっています。ARAVの事業はこれら課題の解決に貢献するものだと考えています。
これからの目標はありますか?
白久:多様な建設現場や製鉄所、被災地などを想定して課題を整理し、最大公約数的に解決できるソリューションとして2021年度内の製品化を予定しています。建設現場の3K解決を無くすことが目標です。
最後に一言お願いします
白久:建設機械をご利用されている工場や建設現場の悩み事がございましたら、ぜひ弊社までご連絡頂けたらと思います。
高齢者の方でも安全に作業をできるだけではなく、国を超えた建設作業が進められる未来が来るかもしれませんね。
それでは次回もお楽しみに!
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