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2024年07月02日

スタートアップに会いたい!Vol.80- 商船三井

株式会社商船三井
松岡 哲史
ウェルビーイングライフ事業部 新規事業創成チーム チームリーダー

連載「スタートアップに会いたい!」では、KDDI ∞ Laboにパートナーとして参画する大企業90社以上が、スタートアップと共に取り組んでいきたい課題や、スタートアップへ提供できる多様なアセットについて解説するコーナーです。大企業全社の課題・アセットは「MUGENLABO支援プログラム 2024」からご確認いただけます。


【日本オラクル】に続く第80回目は商船三井です。商船三井の課題解決に挑戦したいスタートアップの皆様は、ぜひKDDI ∞ Labo事務局までご一報ください!


松岡氏に伺いました

何をしている会社ですか?

松岡:商船三井は今年で140周年を迎え、資源、エネルギー、原材料、製品など、さまざまな物資を安全・安定的に船で輸送し、世界中の人々の暮らしと産業を支えて参りました。「青い海から人々の毎日を支え、豊かな未来をひらきます」をミッションとし、「挑戦と変革」の精神のもと、総合海運企業に成長いたしました。

昨年2023年には中期経営計画「BLUE ACTION 2035」を策定し、市況に影響されぬよう、より安定収益型事業の比重を高め海運事業と非海運事業の比率を6:4とすることを目指しています。そこで商船三井で歴史上初めてとなる、「貨物」ではなく「人」を大きな営業とした「ウェルビーイングライフ営業本部」を設立しました。伝統的な海運以外の、不動産、クルーズ船、フェリー事業を含む、新たな事業領域にも注力して参ります。

これまでのオープンイノベーションの取り組み事例は?

松岡:海洋温度差発電などの新規案件に関して、パートナー企業さまとの事業共創による事業開発に取り組んでいます。また、「海運業と社会に新しい価値をPLUSする」をミッションに国内海運業界唯一のCVCとして活動する”MOL PLUS”を中心に、国内外に幅広く投資を行い、スタートアップ企業の社会実装を支援しています。

その他MOLグループ新規事業提案制度といった社員の応募制度もあり、社員起点で新規事業を立案・検証し、事業の立ち上げ時にはパートナー企業さまと事業共創させていただくケースもあります。

御社の課題、及びスタートアップのみなさまへ求めていることは何ですか?

松岡:新たな事業の柱作りに加え、不動産、フェリー、クルーズ、外国人人材、旅行代理店などの既存事業のさらなる強化を目指しています。海運業に限らず、既存事業に付随してシナジーを創出し、サステナビリティ課題の解決に一緒に取り組んでいただける企業さまとぜひご一緒できたらと考えています。

(既存事業のうち特に取り組みたい事業例)

  • 外国人人材事業:外国人人材事業の拡大
  • 旅行代理店業:お客さまの海外現地でのサポートや従業員のエンゲージメント向上
  • クルーズフェリー事業:BtoC向けの新たなサービスや従業員のウェルビーイング向上

スタートアップへ御社から提供できるアセットはありますか?

松岡:当社では以下のアセットをご用意しております。

  • 国内外の多様なネットワークと船に関する様々な知見と経験
    国内拠点5か所の他、海外拠点として30か国程度、寄港する国の数は100か国以上と多様な営業基盤を保有しています。また、海運業の基盤となる船は様々な船種(商船、客船、フェリー、タグボートなど)があり、安全運航ノウハウや船員育成に関する知見も有しています。
  • 客船、フェリーの乗船体験の追求、乗船客・乗組員のウェルビーイング向上
    新たな体験、価値創造に向けて、新しいプロダクトやサービスの顧客ヒアリングの場、実証とそこからの事業共創など他社さまと協業して活用できる部分があると考えています。
  • 外国人人材育成、派遣ノウハウ
    企業・団体・地域等の多様なステークホルダーが抱える人材不足に関する課題に寄与する人材育成や派遣ノウハウを有しています。

海洋温度差発電

さんふらわあ くれない

最後に一言お願いします

松岡:商船三井のBLUE ACTIONで掲げるサステナビリティ課題の解決のため、新たな事業成長に注力しております。ぜひともスタートアップ企業の皆さまの知見・技術とともに社会のウェルビーイングライフ実現に貢献したいと思いますので、お気軽にお声がけいただけますと幸いです。

 

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