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2021年11月11日
都市連動型メタバースのガイドラインを策定する「バーチャルシティコンソーシアム」発足
都市連動型のメタバースを利活用するためのガイドラインの策定を目的に、「バーチャルシティコンソーシアム」を2021年11月9日に発足。KDDI株式会社、東急株式会社、みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社、一般社団法人渋谷未来デザインが発足メンバーとなっている。
本コンソーシアムは、KDDIが2022年春に展開予定のプラットフォーム構想「バーチャルシティ」などでの利活用に向けて、オープンに議論、調査研究を行い、ガイドラインの策定や情報発信に取り組む。
昨今、「メタバース」と呼ばれるインターネット上に構成される仮想空間での生活やビジネスが注目されており、「バーチャルシティ」においては、実在都市と仮想空間が連動し、ともに発展していく新たなまちづくりを目指してる。一方、「バーチャルシティ」の発展には、バーチャル空間と実在都市の両方の視点から、ステークホルダー間の諸権利の整理やコンプライアンス指針の策定など、課題解決のための仕組みづくりが必要になる。
4社は、テクノロジーの進化に伴い消費や移動などの行動様式が変わりつつある中で、社会のニーズに適応したまちづくりを積極的に推進するべく、渋谷区や経済産業省など関係する自治体や省庁とも連携し、本コンソーシアムでの活動を通じて日本発メタバースの発展と実在都市のさらなる価値向上を目指していく。
コンソーシアムの幹事を務めるKDDIビジネスインキュベーション推進部長 中馬氏は本コーソシアム発足にあたり次のようにコメントしている。
「バーチャル渋谷」での取り組みを“都市連動型メタバース“という新たなフォーマットとして定義することで、国内主要都市への横展開はもちろん、将来的には世界における新たな街作りのあり方のデファクトスタンダードとなることを目指して参ります。
KDDI株式会社ビジネスインキュベーション推進部長 中馬氏
コンソーシアムの参画有識者で、KDDIビジネスインキュベーション推進部及び慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 特任講師の川本氏も次のようにコメントしている。
生活者のみなさまに都市連動型メタバース「バーチャルシティ」をお楽しみいただくためには、技術の進化だけではなく、プラットフォームを取り巻く公的なルールづくりも大切だと考えております。
今回、そんな考えに共感いただいた方々と「バーチャルシティコンソーシアム」を立ち上げることとなりました。何かを止めるためではなく、より加速させるためのルールづくりを、コンソーシアムにお集まりいただいたみなさまと共創してまいります。これからのバーチャルシティコンソーシアムの活動にぜひご期待ください。
KDDI株式会社/慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 特任講師 川本氏