- インタビュー
2024年06月18日
煩雑な社内データをすべて統一! - Srush
- 株式会社Srush
樋口 海 - 代表取締役
2024年6月7日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ6社が大企業に向けてピッチを行いました。登壇されたスタートアップにMUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんがインタビューをしたので皆様にお届けいたします。
3社目はSrushです。データ統一クラウド「Srush」の企画・開発・運営・販売するスタートアップです。今回は、Srushの代表取締役 樋口 海氏にお話を伺いました。
- めぇ〜ちゃん
- 「データ統一クラウドSrush」とは日本企業のために生まれた、だれでもかんたんにノーコードで社内のデータを統一・活用出来るオールインワンデータ分析ツールです。
代表取締役の樋口氏に伺いました
何をしている会社ですか?
樋口:当社は「データを誰にとっても身近なものにする」をビジョンに、データ分析に必要な全プロセスをノーコード・スキル不要で実現できるオールインワンツールを開発提供しています。「データ統一クラウドSrush」はDay1からデータ基盤を構築出来るソリューションとしてご利用頂き、企業のビジネス展開に併せてスケーラビリティも担保出来るプラットフォームとして、ご活用頂いております。直近の実績では、大手飲食チェーン様や大手調味料メーカー様や大手化粧品メーカー様へ、販売データの統合基盤、顧客データの統合基盤、社内データの統合基盤として導入いただき、需要予測や販売管理やCDPとしてご利用いただいております。
サービスイメージ
なぜこの会社を立ち上げたのですか?
樋口:経済産業省が公開した「DXレポート*」によると、老朽化・複雑化した既存のシステムを2025年までに刷新しなければ、年間で最大12兆円の経済損失が生じると予測されています。この「2025年の崖」問題が迫り、データ管理の緊急性が⾼まる⼀⽅で、データ活用⼈材や専⾨知識の不⾜によりデータ活⽤を進めるのが難しい状況になっています。
そこで当社は、データ人材要らずでデータ活用が出来る「データ統一クラウドSrush」を開発しました。データ分析に必要な機能は全て揃え、かつ誰でも扱えるようにノーコードを徹底し、さらにデータ分析のプロセスすべてに対してワンストップサポートをすることで、2025年の崖やIT人材不足という外部環境に左右されず企業がデータ活用を進める事を可能としました。
*経済産業省(2018) 『DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開~』
これからの目標はありますか?
樋口:今後は生成AIをフル活用して、Srush上に蓄積されたデータに対して自然言語によるインサイトやリコメンドといった、AIデータアナリストやAIデータサイエンス機能などを実装していく予定です。
データ人材を一切不要とし、データ活用を促進する「データ統一クラウドSrush」を通じて、あらゆる企業がデータ統一、データ活用を成し遂げた先に、データによる高度経済成長が再び到来し、日本の飛躍的な成長に貢献できると信じています。
最後に一言お願いします
樋口:日本はデジタル人材が諸外国の企業に比べて圧倒的に不足しており、特に「AI・データ解析の専門家」が在籍している日本企業は21.2%と、60%を超えている諸外国と比べると深刻な状況です。データ分析の差により経済成長が鈍化している日本をデータ分析先進国に変え、データによる高度経済成長期を牽引できるよう尽力してまいります。
- めぇ〜ちゃん
- 昨今人材難が叫ばれるデータ人材の獲得もSrushさえあれば必要なくなるかもしれませんね!それでは次回もお楽しみに!
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