- インタビュー
2023年03月22日
オリジナルWebtoon作品制作・配信- ソラジマ
- 株式会社ソラジマ
前田 儒郎 - 代表取締役Co-CEO
KDDIは、オリジナルWebtoon作品制作・配信を提供するスタートアップの株式会社ソラジマへ出資したことを公表しました。「KDDI Open Innovation Fund 3号」を通じたもので、出資額や評価額などの詳細は非公開。
今回は株式会社ソラジマ 代表取締役Co-CEOの前田儒郎氏にお話を伺いました。
代表取締役Co-CEOの前田氏に伺いました
何をしている会社ですか?
前田:「今世紀を代表するコンテンツを創る」というミッション実現のため、グローバルに広がるWebtoon(スマホに特化した縦スクロール型・フルカラーのマンガ)市場において多数のオリジナル作品を制作・配信している会社です。
現在、世界10各国に進出中で、国内外のマンガアプリにおいて人気ランキング上位を獲得しております。また、オリジナルのマンガアプリ「cosmic」を開発し日本とアメリカでリリースするなど、更なる世界展開にも挑戦しております。
なぜ会社を立ち上げたのですか?
前田:ソラジマは高校時代からの友人の萩原と自分の2人で共同創業しました。各々違う人生を歩んできましたが、それまでの体験から、2人の共通目標として「世界レベルで圧倒的にドデカい会社を作る」というものが、真剣な想いとしてありました。
何者でもなかった僕らがそれくらい大きな目標を叶えることで、次世代がまた大きな目標を持つ勇気を持てると思ったからです。そうしてとにかく「世界レベルで轟く」という条件だけを追い求めた結果、僕らもいちユーザーとして大好きな「エンタメ」という領域が唯一無二の手段であると結論づけました。
これからの目標はありますか?
前田:まずは「今世紀を代表するコンテンツ」の卵となる原作を生み出したいと思っています。「今世紀を代表するコンテンツ」は、横軸として世界レベルで広がること、縦軸として世代をまたいで広がることが条件となるためやはり時間がかかります。
そのため、先10年以内にとにかくその卵(先5年くらいは誰もが知るレベルの作品)となる原作を1つ自分たちの手で生み出す必要があります。その次はさらに20年くらいかけてその作品を世界レベルで世代をまたいで広げることで「今世紀を代表するコンテンツ」を創ります。
KDDIからの出資を通して期待していることはありますか?
前田:日本のWebtoonはまだまだ黎明期です。一方でとてつもない可能性を秘めていることはたしかなので、KDDIさんと共に業界を盛り上げていきたいなと思っています。
具体的には、KDDIさんの既存サービスのうちWebtoonというコンテンツと親和性の高いものと連携をしていけたら広がりが出るんじゃないかと考えています。
最後に一言お願いします
前田:Webtoonは今後、世界の「マンガ」の標準になっていくと考えられています。これまでに日本のマンガが数々のビックコンテンツの原作を生み出してきたことを考えると、Webtoonからはそれ以上のとてつもない原作が生まれる可能性があります。
そのため、ソラジマは今後、Webtoon原作を積極的にクロスメディアしていく予定です。Webtoon原作の映像化・ゲーム化、またはWebtoon原作の共同開発などにワクワクされる大手企業の方々からのご連絡お待ちしております!