- インタビュー
2025年11月19日
音声解析AI 「MiiTel」を開発 - RevComm

- 株式会社RevComm
会田 武史 - 代表取締役
2025年11月12日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ6社が大企業に向けてピッチを行いました。登壇されたスタートアップにMUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんがインタビューをしたので皆様にお届けいたします。
2社目はRevCommです。音声技術とAI技術を活用した企業向けコミュニケーションツールを展開をするスタートアップです。今回は、RevComm 代表取締役CEOの 会田 武史氏にお話を伺いました。
めぇ〜ちゃん- 音声解析AI「MiiTel(ミーテル)」は、営業・コールセンター・1on1・面談・面接・経営会議など、あらゆる“会話”を自動解析し、成果向上・コスト削減・業務効率化を実現するとともに、音声データを企業のAI活用資産へと進化させるプラットフォームです!
代表取締役CEOの会田氏に伺いました
何をしている会社ですか?
会田 :RevCommは、電話解析AI「MiiTel Phone」、コールセンター解析AI「MiiTel Call Center」、Web会議解析AI「MiiTel Meetings」、対面会話解析AI「MiiTel RecPod」、および生成AI連携ソリューション「MiiTel Synapse」などを展開し、営業・顧客対応・1on1・面談・経営会議など、音声コミュニケーションが発生するあらゆるシーンを可視化・データ化します。
これにより、現場の生産性向上や教育コスト削減など短期的な業績改善を実現するとともに、日々の会話に含まれる顧客の声(VOC)を戦略的にアセット化し、プロダクトアウトからマーケットインへの経営変革を可能にします。
音声という未開拓のデータ領域をAIが学習・分析・支援できる形に変換し、企業の即効性ある成果創出と中長期的な競争優位の両立を支援しています。

サービスイメージ
なぜこの会社を立ち上げたのですか?
会田 :RevCommは、「コミュニケーションを再発明し、人が人を想う社会を創る」という理念のもと、音声技術とAIを活用してコミュニケーション課題の解決に取り組みます。
労働人口減が進み生産性向上が喫緊の課題となる中、AI活用を通じて企業の生産性向上を実現するため、音声AIの分野で起業に至りました。
生産性を分解すると能率と効率の掛け算といえます。日本は能率面では世界トップクラスである一方、効率面に課題があると考えます。その原因の一つにコミュニケーションコストの課題があります。情報の伝達や意思疎通に時間や労力がかかることが円滑なコミュニケーションを妨げ、効率化を阻んでいるのです。
この課題を根本的に解決するのがAIです。AIにより生産性向上を実現し、AIにできることをAIに任せることにより、人にしかできない創造的な活動に時間を使えるようになります。
RevCommは音声AIのプラットフォーマーとして企業の生産性向上に貢献し、「人が人を想う」社会を創造します。
これからの目標はありますか?
会田 :2025年は “AI エージェント元年” と呼ばれ、AI音声市場は 2030 年まで年平均 20%で成長すると予測されています。生成 AI は今後指数関数的に進化し、企業がその活用を選択肢から外すことはもはや考えにくい時代です。こうした状況下で最も重要なのは、企業が保有するあらゆる情報を、将来にわたり再利用できる形で蓄積することだと考えています。
音声AIと生成AIを組み合わせ、最大限活用することにより、企業のデータ活用をさらに加速させ、経営へ大きなインパクトをもたらすと確信しています。
最後に一言お願いします
会田 :音声データの価値を最大化するためには、MiiTelの持つ「電話・オンライン・対面の統合解析基盤」と、パートナー企業による柔軟な共創が不可欠です。
KDDI様をはじめとする多くのパートナーと連携し、国内外の企業・自治体の生産性向上、そしてAI社会の基盤づくりに挑み続けます。
KDDI 山本- ★推しポイント★
AI音声解析技術を活用し営業や顧客対応をデータドリブンに変革するRevCommは、音声コミュニケーションを定量化するツール「MiiTel」の国内外での導入が進み、ビジネス現場の生産性向上を支えています。一人ひとりの“話し方”の癖や強みをデータから導き出すことで、幅広いビジネスシーンでの活用が期待されています。
人の感情や温度感を大切にしながら、テクノロジーでより良いコミュニケーションを実現する、Forbes JAPAN’S AI 50にも選出された、注目のスタートアップです!
それでは次回もお楽しみに♪

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