- インタビュー
2024年12月23日
「ワンストップ梱包」が可能な統合型自動倉庫システムを提供! - RENATUS ROBOTICS
- RENATUS ROBOTICS株式会社
堂本 拓磨 - 顧客価値創造局 マネージャー
2024年12月13日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ8社が大企業に向けてピッチを行いました。登壇されたスタートアップにMUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんがインタビューをしたので皆様にお届けいたします。
4社目はRENATUS ROBOTICSです。ロボティクス・数理アルゴリズム技術を活用した、ワンストップ梱包型の次世代倉庫設立事業「RENATUS(レナトス)」を展開するスタートアップです。今回は、RENATUS ROBOTICSの顧客価値創造局 マネージャーの堂本拓磨氏にお話を伺いました。
- めぇ〜ちゃん
- ロボティクス・数理アルゴリズム技術を活用した、ワンストップ梱包型の次世代倉庫設立事業「RENATUS(レナトス)」を展開しています。
顧客価値創造局マネージャーの堂本氏に伺いました
何をしている会社ですか?
堂本:統合型自動倉庫システム「RENATUS(レナトス)」を国産・内製で提供しています。縦横自在な高速シャトルと独自のアルゴリズムで、ピッキングから荷合わせ、検品、梱包の全工程を、一人の作業者が移動せずに完結する「ワンストップ梱包」が可能なのが特徴です。
労働力不足が懸念される物流倉庫において、ロボティクスとAIを駆使して省人化を推進しています。2024年9月に顧客拠点での実稼働を開始しており、将来的には完全無人の倉庫の構築を目指しています。
サービスイメージ
なぜこの会社を立ち上げたのですか?
堂本:とある国内最大手のEC企業社長との出会いがきっかけです。その会社は棚搬送型AGVによる従来型(当時は最先端)の自動倉庫を構築していましたが、保管効率と出荷効率をより高めるために立体式の高速な自動倉庫を探していました。
彼らの理想を実現するために既存ソリューションでは適合するものが無く、また、既存ベンダーでは新規開発できなかったため、我々が0から開発しました。今後は自動倉庫だけでなく前後工程を含めた完全自動化により「人類の物流からの卒業」を目指しています。
これからの目標はありますか?
堂本:「米国自社センター立ち上げ」「NASDAQ上場」「完全無人倉庫の実現」です。足元では国内の導入案件が集まってきていますが、並行して米国での自社センター立ち上げプロジェクトを進めております。また、完全無人倉庫の実現に向けて欠かせない技術開発についても、NEDOの助成金なども活用しつつ進めています。
人件費の高い米国では、完全自動化することによるメリットが日本より大きいため、米国では完全無人倉庫の自社運営をメイン事業とする予定です。既に日本企業で米国にて物流事業を展開されている会社と協業についての協議も進めております。
そして、完全無人倉庫が実現された暁には倉庫運営における「人を集めやすい立地に建てる」という制約が無くなり、究極的には宇宙物流の自動化までロードマップとして描いております。
最後に一言お願いします
堂本:完全無人倉庫の実現に向けて、ロードマップは明確で事業も成長していますが、まだまだ共創パートナーが足りていません。「日本のモノづくり」で世界の物流を完全無人化していくことに少しでもご興味のある会社様がおられましたら是非お声がけください!
- めぇ〜ちゃん
- IVS2024 KYOTOで優勝した、今年の顔であるスタートアップのRENATUS ROBOTICS社にこれからも注目です!それでは次回もお楽しみに!
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