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2021年01月13日

教えて!めぇ〜ちゃん:産業デジタル化で各企業はどこに注目する?【2021年・パートナー連合の声まとめ】

教えて!めぇ〜ちゃんのコーナーでは共創・オープンイノベーションの現場で巻き起こる出来事をMUGENLABO Magazine編集部の新米記者、めぇ〜ちゃんとゆるく一緒に紐解いていきます。今回は、2021年の各企業の注目分野についてです。


   

めぇ〜ちゃんMUGENLABO Magazine編集部
本誌の新米記者。事業共創やオープンイノベーション、CVCに関する知識を勉強しながら、MUGENLABO Magazineの制作に携わる。
編集長編集長
新年あけましておめでとう。
めぇ〜ちゃんめぇ〜ちゃん
おめでとうございます!今年はよい年になってほしいですね!
編集長編集長
そうね、ところでパートナー連合各社に聞いたアンケート結果ってまとまってる?
めぇ〜ちゃんめぇ〜ちゃん
はい、各社さんから2021年に注目したい話題についてお聞きしてあります。

パートナー連合2021アンケート:KDDI ∞ Laboのパートナー連合全46社に2020年の振り返りと2021年に注目する領域とその理由をお聞きしました。めぇ〜ちゃんと編集長の会話の中に各社の回答を織り交ぜてお送りします。

  

めぇ〜ちゃんめぇ〜ちゃん
そうですね、各社それぞれバラエティに富んだ回答だったのですが、ある程度まとめると、コロナ禍に関連した話題やソリューションはひとつ特徴的でした。それと多かったのがヘルスケア。健康管理やウェルビーイング領域は今後も加速しそうです。また、カーボンニュートラルが政府としても方針打ち出されましたが、モビリティやラストワンマイルの話題はみなさん関心ありそうです。
編集長編集長
コロナ禍はワクチンの動向が気になるところだけど、具体的にどういう話題でしたか。
めぇ〜ちゃんめぇ〜ちゃん
ソフトフロントさんや日本郵便さん、コクヨさんなどはワークスタイルの変化に注目されていましたね。


オンラインでの開催もスタンダードとなりつつある

注目領域は「デジタルワークオペレーション」・・・リモートワークが必須となった世の中でオフィスの業務自動化について、これまでの(Excel 自動入力などの)RPAとはレベルの違う、ロボットサービスが出てくるのではないかと期待しています(ソフトフロント)。

注目領域は「ワーケーションとダブルワーク」・・・引き続きコロナ禍の影響が続くことが想定される中、コロナ禍で一気に進んだワーケーションや学びなおしを経ての副業ニーズなど、コロナ禍が収まっても継続するものと考えております。またこうしたニーズに対応した行政などの各種制度や生活環境の整備が進むものと期待しています(日本郵便)。

注目領域は「働き方の更なる多様化」・・・Googleは21年9月以降、週3の出社(コラボレーションデー)と、週2の在宅勤務を試すと発表しました。最も効率的な働き方は何か、それを支えるインフラ・コミュニケーション方法はどんなものか、興味がつきません(UFJニコス)。

注目領域は「遠隔接客、快適空間(環境衛生・集中とリラックス)、センシング×AI」・・・アフターコロナのニューノーマル生活に不可欠なサービス分野として必要とされていると考えています(凸版印刷)。

注目領域は「リモートワーク」・・・コロナが収束しても、オフィスの役割や働く環境は以前には戻らず、在宅やサテライトオフィス等の分散的なニューノーマルな働き方が定着すると予想しています(コクヨ)。

注目領域は「AR」・・・コロナ禍でリモートがデフォルトとなる中で、デバイスの進歩が急速に進むのではないかと期待しています(明電舎)。

注目領域は「非接触コミュニケーションツール」・・・コロナ禍が引き金となり、接触がない決済やコミュニケーションツールが伸びるとみました(TDK)。

めぇ〜ちゃんめぇ〜ちゃん
それとコロナによって学びが変わる、というのも似た考え方かもしれません。

注目領域は「学びのデジタル化」・・・・GIGAスクール構想が進むことで、学校授業に留まらず家庭内での学習環境にも変化が進むと思っています(コクヨ)。

注目領域は「教育業界」・・・勉強をする=学校へいくことというのが、一般的だったがコロナによって良くも悪くも大きな変化があったと思います。リアルで得られていた体験や人との繋がりをどのようにクリアしていくのか?それを解消できるサービスやプラットフォームには期待しています(アマナ)。

期待されるエンタメ領域と「5G・xR」


ヴァーチャルイベントも続々と開催

編集長編集長
昨年はデジタル化が全産業で加速するという意見が本当に多かったわね。
めぇ〜ちゃんめぇ〜ちゃん
住友不動産さんと関西電力さんがそのご意見でしたね。

注目領域は「DX関連」・・・Withコロナで企業が事業を継続するためにDXの導入を余儀なくされました。今後afterコロナへ移行していく状況においてもDXは益々重要となるでしょう(住友不動産)。

注目領域は「業務関連DX」・・・コロナ禍により働き方が変化し、より一層業務面でのDXが進展していくと感じています(関西電力)。

めぇ〜ちゃんめぇ〜ちゃん
あと、コロナ禍関連で多かったのがエンターテインメント領域での事業加速でした。巣ごもり需要でゲーム各社に注目が集まったのは確かに記憶に新しいですね。

注目領域は「エンタメ業界」・・・コロナによる影響が大きい業界ではありますが、これを機にデジタルの活用が受け手側も含めて進んだことで、コロナ対策という一過性のものではなく、エンタメを新たな領域へとステップアップさせる1年となることを期待しています(テレビ朝日)。

注目領域は「動画」・・・コロナ禍で双方向・参加型のセミナーやサービスが増え、これまで以上に動画やライブ配信のニーズが増すと思います。しかし、すでにコモディティ化が激しくなっていて、専門性や新規性が不可欠になってくるのは間違いありません。5G普及でさらなる需要拡大が見込めるので、テレビ局の動画コンテンツやビジネスモデルをアップデートするようなプレイヤーが次々と現れるのではないかと期待しています(フジテレビ)。

めぇ〜ちゃんめぇ〜ちゃん
xR領域で注目のデバイス「Oculus Quest2」が普及価格帯で発売されたり、5Gが始まったりと何かとエンタメ領域には話題が多かった印象です。

注目領域は「xR領域全般(含むVR)」・・・Oculus Quest2が国内家電量販店での取り扱いをスタートしたことに伴い、2021年はまさにxR元年になると考えています。加えて、ニューノーマルな生活様式の中で、自宅での体験価値向上は様々な企業の課題となるはずであり、xRの重要度が増してくるものと考えています(ビックカメラ)。

注目領域「Zoom+@の工夫や新しいVR体験」・・・Oculus Questアプリといった、バーチャルコミュニケーションでウチ(例えば家)とソト(例えば顧客)をより適切な形で繋ぐことで生活やコミュニケーションを豊かにする工夫に期待したいです(日立製作所)。

注目領域「ゲーム業界(VR,AR含む)とeスポーツ」・・・PS5やVR機器などによる今まで以上にリアルなバーチャル体験が出来る環境が整ってきており、5Gの普及による通信速度の向上も期待できることから、eスポーツ含め、ゲーム業界は、成長が期待できるものと思います(エクシング)。

注目領域は「生活、余暇の改善領域」・・・漠然としたウィルスへの恐怖の払拭、自粛によるストレスの解消、今まで抑圧されて来た願望を満たし経済を復活させるためにも、希望的観測を含め生活や余暇の改善に関する領域がより一層活性化され成長する事を祈り期待したい。我慢の時代の終わりの始まりに寄り添うビジネスの発展!(ソニー・ミュージックエンタテインメント)。

注目領域は「5Gキラーサービス、ライブストリーミング」・・・5Gスマホの普及とYoutube,Tiktok後継の動画サービスに期待が集まるのと同時に、個人個人に対応したライブ感のあるサービスが拡大すると考えています(カシオ)。

注目領域は「5Gを活用したエンタメ、フィンテック」・・・新しいエンタメの姿を店舗導入等でお客様に提供したい。withコロナでお客さまの資産形成に関するニーズが変わってくると思うので、着目しています(丸井グループ)。

注目領域は「5G x 「XX」」・・・2020年、5Gはハイプサイクルの頂点にポジショニングされていますが、COVID-19の影響で全体的に取り組みが後ろ倒しになったのではと思っています。踏まえ、2021年も5Gはウォッチしたいと思っています。5Gと何を掛け合わせるのか、シナリオ、業界のペイン、HWなど、5Gだけでなく、「5G x XX」に期待しています(Microsoft)。

注目領域は「オンラインイベントプラットフォーム」・・・ワクチンが広がり、少しずつ外に出られるようになった中での、オンラインとオフラインのバランスがどうなるか気になっています(三井不動産)。

注目高まるヘルスケア領域


地域×企業のヘルスケア事業も立ち上がり、盛り上がりを見せている

めぇ〜ちゃんめぇ〜ちゃん
エンターテインメント領域と並んで多くのご意見をいただいたのがヘルスケア領域でした。確かに昨年は健康という言葉を考える一年でしたもんね。

注目領域は「ウェルネス・ウェルビーイング」・・・コロナ禍で外との接点の仕方が変わってきている中、身体の健康に加え、心の健康や社会的な健康の重要度は増してきています。さらには、人生そのものをより良くする「ウェルネス」という領域に今後期待(住友生命)。

注目領域は「ヘルステック」・・・コロナの影響での外出を避けるという傾向は引き続きありそうなため、オンライン診療から、オンラインメンタルケア、運動でのヘルスケアの領域はさらに伸びそうだと感じています(ミクシィ)。

注目領域は「介護福祉領域(介護ロボット等)」・・・団塊の世代が後期高齢期に突入することで介護業界の需要は今後も高まると想定される。要介護者が増加する(この10年で約1.5倍)中で労働人口減少により介護業界の人材不足がより深刻になり介護ロボット・フレイルや認知症の兆候を検知するためのAI活用・検知後の介護予防に向けたソリューションが期待されます(第一生命)。

注目領域は「ヘルスケア」・・・コロナ禍で、健康管理の重要性が再認識されました。様々な分野で、健康維持のためのソリューションが生まれていくことを期待しています(大成建設)。

注目領域は「ヘルスケア x IT」・・・CureAppを始めとするアプリの医療機器としての承認が進むと見ています。オンライン診療のさらなる浸透・高度化にも注目したいです(第一三共)。

変わる物流と小売、変えるべき環境問題


様々な形態のECサイトも続々誕生

編集長編集長
巣ごもり需要と言えばECがすごく伸びたけど、そのあたり注目している企業はあった?
めぇ〜ちゃんめぇ〜ちゃん
確かにECはすごく活用範囲が広がりましたよね。私もデリバリーすごく使ってます。海外では非接触対応が必要ということでドローンデリバリーの実証実験や商用化が急がれてますよね。
めぇ〜ちゃんめぇ〜ちゃん
セブン&アイさんはリテールテック全般(ロボティクス・AI・非接触技術)に注目されているそうで、ヤマトHDさんもドローンを注目領域のひとつに挙げられていました。両社共にコロナ禍によってリテールや生活様式が大きく変わるからとコメントされてましたね。
編集長編集長
その他の企業の回答も興味深い内容ね。

注目領域は「ラストワンマイル市場」・・・荷物宅配、フードデリバリを始め、手元に届くラストワンマイル市場にも「非対面」ニーズや荷物量のひっ迫など、改革の余地が残されており、イノベーションでも楽しみな市場だと考えています。この市場でスタートアップの皆さんと新規事業を築けたらと思います(京セラ)。

注目領域は「エアモビリティ」・・・航空法の整備が今後さらに進み、空の移動のハードルがどんどん下がっていくと考えているからです。コロナも追い風となり、事業者利用に加えて個人利用もますます増えていくことが想定されるなか、小売、不動産を生業としている弊社がどのように関わっていけば価値を最大限に発揮できるのか注目しております(J.フロント リテイリング)。

めぇ〜ちゃんめぇ〜ちゃん
あと最後が環境問題ですね。SDGsに代表される持続可能な社会をどう作るのか、政府方針も明示されたタイミングということもあって、日立物流さんなどは脱炭素や低炭素、省エネルギーを注目領域に挙げられてました。関心度は高まっているように思います。

注目領域は「シェアリングエコノミー」・・・COVID-19の影響でプラス・マイナスあるが、継続して成長する市場です。循環型社会実現のための要素として、シェアリングエコノミーは必須であり、ISO策定に向けて日本主導で委員会が始動しています。スタートアップ中心に活発化しているが、大企業としての参入の可能性を検討していきたいですね(DNP)。

注目領域は「移動の仕方」・・・過去からもCASEやMaaSのように人の移動の仕方が変化する言われてきました。2021年は、新型コロナによる消費行動の変化や2050年カーボンニュートラルなどの影響が更に加わり「移動の仕方」が大きく変わる元年になるだろうと考えています。 

当社は石油製品を自動車ユーザーに供給することで永く「移動」を支えてきたことから、超小型EV車の開発やそれらに電気を供給するEVチャージ、移動弱者を支えるカーシェア等の開発を行ってきました。今年はいよいよこのような動きが本格化してゆくと考えています。 スタートアップの皆さんから、人の「移動」に関する新たな提案があれば大歓迎です(出光)。

注目領域は「環境関連(エネルギー系や食品衣類の循環)」・・・近年、SDGsに関連して注目を集めている領域でしたが、今般の政府の動向により、特にエネルギー関連の新技術に注目が集まるのではないかと思います(東急)。

編集長編集長
各社の回答はどれも興味深い傾向だったわね。やはり各社、例年になくデジタルシフト、パラダイムの変わり目を感じている様子が感じられるわ。
めぇ〜ちゃんめぇ〜ちゃん
確かにそうですね、電通さんのように特に注目領域を決めずに幅広く協業・共創のチャンスを伺う、という方もいらっしゃると思いますが、それぐらいデジタル化の波は幅広く、また次の10年で大きく変化しそうな予感がします。
編集長編集長
ということで今年もよろしくね。
めぇ〜ちゃんめぇ〜ちゃん
はい!

皆様はどんな一年になると思いますか?大変な状況だからこそ、皆様で協力し合って、助け合っていきたいですね。

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