- インタビュー
2025年02月04日
★特集★side project with MUGENLABO参加スタートアップ紹介 - オリグレス
- 株式会社オリグレス
吉武 優 - 代表取締役社長
2023年よりKDDI ∞ Laboにてプログラムを開始している「side project with MUGENLABO」へご参加いただいたスタートアップをシリーズ化にてご紹介!
side projectにて実際に大企業社員を受け入れたスタートアップに、MUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんがインタビューをしたので皆様にお届けいたします。
本日ご紹介するのは、オリグレスです。IPソリューションや集客プラットフォームの展開を主力事業とする、体験型エンターテインメントのプロデュースを行っているスタートアップです。
今回は、オリグレスの代表取締役社長 吉武 優氏にお話を伺いました!
- めぇ〜ちゃん
- 「side project with MUGENLABO」は、KDDI ∞ Laboと、スタートアップへの越境プログラム「レンタル移籍」や「side project」を手がけるローンディールが手を組み、2023年から開始しました!
本プログラムは、業務の20%を活用して、大企業社員と人手不足に悩むスタートアップをマッチングし、人手不足解消と新たな事業共創を目指す人財支援プログラムです。
大企業社員は3カ月間の期間で就業時間の約2割を目安に、スタートアップの業務に従事いただきます。スタートアップは人手不足解消に加え、大企業の社員と関わることによる新たなアイディアと事業共創機会を見込むことができます。
代表取締役の吉武氏に伺いました!
何をしている会社ですか?
吉武:我々は、人気アニメ作品等のIPコラボソリューションや、エンタメ施設向けの集客プラットフォームの展開を主力事業としています。2021年のコロナ禍に創業し、エンタメ施設の定額制サービス「レジャパス」のリリース以降、「コロナ禍を機に競争ではなく、共創してエンターテインメント業界を盛り上げる」という理念を持って全国のエンタメ施設と連携し、国内レジャー・エンタメ業界のリーディングカンパニーとして実績を積み上げてきました。
中期計画として「IPコラボレーションの民主化」を掲げ、一部の施設や地域に限られていたコラボイベントの全国展開や、属人的でアナログになりがちなコラボ業務のDXを推進し、全国合同開催型IPコラボ「レジャフェス」の開発・提供を行っており、2025年にはIPコラボプラットフォーム「コラボマッチ」の提供を予定しています。
レジャパス/パスシリーズのイメージ
なぜこの会社を立ち上げたのですか?
吉武:前職で屋内型テーマパークの立ち上げを行なっている際にコロナ禍に突入し、辛い思いをしました。私だけではなく、全ての業界の方々が同じく悲惨な思いを経験しました。このような経験を経て 「『あの時は辛かったな』という過去にするのではなく、『あの時は辛かったけど、その経験を元にして新しいことに挑戦した。その結果、コロナ前以上にレジャー・エンタメ業界は躍進した』そういう未来を業界全体で創りたい、この業界を次のステージに昇華させたい」そんな想いから生まれました。
同時に思うこととして、技術の進化は著しく「メタバース」「NFT」などもエンタメの進化を加速させています。それが進めば進むほど、「リアルの価値」も再定義され、かつその大切さが身に染みてくると思うようになります。私自身は新しい技術をつくる側というより、人間が本来大切にしてきたこと、時代が進んでも変わらないことを最大化させる仕事に取り組みたいと考えており、変化に適応するよりも自ら変革を起こしていく意志と使命を経営をしています。
創業から3年半、資金調達と社名変更を節目に、様々な方々と共創しながら日本一の「リアル×エンタメテック企業」へと進化して参ります。
「リアル×エンタメテック企業」の構造
side projectに参画した背景を教えてください!
吉武:我々の価値観として「競争ではなく"共闘"」を大切にしており、共同事業や業界横断型の展開を得意としています。いずれも人と人との信頼関係から事業を立ち上げられたと考えているため、一緒にエンタメ業界を盛り上げる仲間づくりを趣旨に side project に参画しました。
side projectに求めることは何ですか?
吉武:実際に参加させて頂き我々にとって学ぶことがたくさんあり、更に連携を通じた協業の実現性も感じています。よりチャレンジを加速させるという点においては、参加される方々の自己実現や野心、好奇心に火をつける機会にしていきたいです。我々が生業としているエンタメ領域は、「◯◯◯ × エンタメ」という視点をもつと無限に市場機会が生まれす。そうした機会を能動的に探し、具体的なアクションに移していく機会となることを期待しています。
これからの目標はありますか?
吉武:我々はこれまでの活動を通じて積み重ねてきた、全国2,000施設を超えるエンタメ施設との「つながり」を大切にしています。
今後はこのネットワークを基盤に、IP 市場を活性化する ①データソリューション ② メディア展開 ③ コラボプラットフォーム を展開していきます。
スタートアップならではの「スピード」と「リスクテイク」を胸に、エンタメ業界全体の進化を促せるよう精進して参ります。
最後に一言お願いします
吉武:我々は ① 全国 2,000 施設を超えるエンタメ施設ネットワーク ② データベースをはじめとした各システム基盤 を武器に、新たな体験機会とビジネスモデルの創出に挑戦していきます。少しでもエンタメに興味がある方、スタートアップと協業を検討している方、新規事業に試行錯誤している方、是非お問い合わせください!
https://www.kddi.com/open-innovation-program/mugenlabo/sideproject/
業務の20%を活用して、大企業社員と人手不足に悩むスタートアップをマッチングし人手不足解消と事業共創を目指すプログラム
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