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2021年01月27日
KDDIと化粧品EC「NOIN」が資本提携、非接触でも買える“オンラインカウンセリング”の体験創出めざす
KDDIは1月26日、化粧品ECプラットフォーム「NOIN」を運営するノインに12月29日付で出資したことを公表している。「KDDI Open Innovation Fund 3号」を通じたもので、出資額や評価額などの詳細は非公開。両社は資本提携に合わせて業務提携し、化粧品購入におけるオンラインカウンセリングの導入など新たな体験価値の創出に向けて連携を開始する。
NOINはメイクアップに関するハウツーやお悩みなどを解決するオリジナルコンテンツを提供しつつ、1.5万点の商品からユーザーにとって最適な化粧品を見つけて購入ができるアプリ。累計のダウンロード数は250万件で、月間アクティブユーザーは10代から30代の女性を中心に100万人を超える。また、プライベートブランドとしてヘアオイルの「tioo(ティオ)」やメイクアップアイテム「söpö(ソポ)」を開発・販売するなどの展開も実施している。
近年のEC市場拡大で生活家電や文具など、EC化率が3割から4割を超える商品カテゴリーも出てくる中、化粧品や医薬品は6%と低く、小売店での対面カウンセリングが購入の中心となっていた。一方、コロナ禍による影響で非接触の購入が進み、ノインの独自調査によればオンライン購入の比率は6割以上に拡大しているという。
今回の出資を通じてKDDIとノインの両社は、非接触によるオンラインカウンセリングの体験創出を目指し協業を進める。また、au PAYなどの決済やKDDIが運営するコマースサービスとの連携を実施することで、NOINの事業成長を後押しする考え。