- インタビュー
2021年09月13日
スタートアップに会いたい!Vol.32- ビックカメラ
- 株式会社ビックカメラ
齋藤眞一朗 - 経営企画本部 事業開発部 担当部長
兼 ビックイノベーションキャピタル マネージングディレクター
連載「スタートアップに会いたい!」では、KDDI ∞ Laboにパートナーとして参画する大企業50社以上が、スタートアップと共に取り組んでいきたい課題や、スタートアップへ提供できる多様なアセットについて解説するコーナーです。大企業全社の課題・アセットは「MUGENLABO支援プログラム 2021」からご確認いただけます。
ミクシィに続く第32回目はビックカメラです。ビックカメラの課題解決に挑戦したいスタートアップの皆様は、ぜひKDDI ∞ Labo事務局までご一報ください!
齋藤氏に伺いました
何をしている会社ですか?
齋藤:当社は1978年に池袋にて創業し、「より豊かな生活を提案する、進化し続けるこだわりの専門店の集合体」の理念のもと駅前立地を中心に店舗展開をしてまいりました。また、グループ企業であるロードサイド型店舗の株式会社コジマや、リユース・サポートサービス事業を強みとする株式会社ソフマップなどとの連携によるグループ力の強化、今後も拡大が期待できるECの強化、さらには非家電領域の商材拡充などに努めております。
加えて、当社では「お客様の購買代理人としてくらしにお役に立つくらし応援企業であること」というパーパスを制定し、その実現のためのマテリアリティ(経営課題)を特定いたしました。なかでも特に、
1.循環型社会(サーキュラーエコノミー)への取組強化
2.商品力強化
3.販売力強化
4.マーケティング力強化
の4つの観点に沿ってオープンイノベーションを加速させていくために、ビックイノベーションキャピタル(CVC)を7月に立ち上げております。
これまでのオープンイノベーションの取り組み事例は?
齋藤:当社では、2017年より4回に渡って『ビックカメラアクセラレータープログラム』を実施し、スタートアップの皆さまとの協業を模索してまいりました。
2021年2月にはリアルな場でスタートアップのプロダクトに触れていただけるコーナーとして、新宿西口店にSTART UP SQUAREをオープンし、展示・販売を行っております。ものづくり系のスタートアップさまの『魅せ場』として、この取組みは今後も強化していきたいと考えております。
今後はビックイノベーションキャピタル(CVC)での活動を通して、スタートアップの皆さまとともに事業を共創してまいります。
御社の課題は何ですか?スタートアップのみなさまへ求めていることは何ですか?
齋藤:当社の課題としては特に下記の3点が挙げられます。
- 先進的なプロダクトの発掘とビックカメラ店舗の魅力向上
当社の最大の強みは「リアル店舗」であると認識しています。これからも多くのお客さまにご利用いただける店舗であり続けるためにも、『消費者向けに新たな価値を提案できるプロダクトをお持ちのスタートアップさま』や、『販売員の接客力向上、店舗の運営力向上のサービスをお持ちのスタートアップさま』、『店舗のエンターテイメント性を高めるソリューションをお持ちのスタートアップさま』にはぜひともお声がけいただきたいです。 - EC「ビックカメラドットコム」の魅力向上
店舗の価値を高める一方で、今後もニーズは拡大し続けるECの魅力向上にも力を注いでおります。UI/UXの観点、物流の観点、サポートの観点など、様々な視点でお知恵をお持ちのスタートアップさまからのお声がけをお待ちしております。 - 物販以外の新規ビジネスの構築
既存の延長線上に留まらず、新たな事業領域の模索にも取り組んでおります。物販以外のビジネス創造をご一緒できるスタートアップさまとの協業も積極的に取り組んでまいりたいと思います。特にサブスク、ライフインフラ、サービスコンテンツ、店舗のメディア化などの領域に注目しております。
スタートアップへ御社から提供できるアセットはありますか?
齋藤:上記それぞれの当社課題に対応して、下記のアセットを提供させていただいております。
- ビックカメラ旗艦店スタートアップ専用ブースでの展示機会
- EC「ビックカメラドットコム」との連携機会
- 各種イベントスペース、リユース関連ナレッジ、グループリソース全般を活用したビジネス構築ナレッジの提供
最後に一言お願いします
齋藤:われわれビックカメラは創業以来40年間、お客さまと直に対話し、お客さまの生活がより豊かになることを提案し続けてまいりました。変化のスピードが加速する現代においてはその『豊かさ』の形が大きく変わろうとしているのは間違いありません。我々がこれまで培ってきたものと、スタートアップの皆さまが新たに生み出すものを掛け合わせることで、今まで以上にお客さまの生活に役立てる企業でありたいと考えています。
一緒に新たな未来を創りあげたい!そんなスタートアップの皆さまとご一緒させていただけることを心から楽しみにしております。どうぞよろしくお願いいたします。
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事務局から折り返し連絡いたします。
<送付先>kddilabo-info@kddi.com
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・連絡先情報(氏名/役職/メールアドレス)
・面会/提案希望先(大企業名/提案概要)※複数可
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