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2025年06月19日

スタートアップに会いたい!Vol.94- 三井化学

三井化学株式会社
岡部 晃博
共創ビジネスデザイン室長

連載「スタートアップに会いたい!」では、KDDI ∞ Laboにパートナーとして参画する大企業100社以上が、スタートアップと共に取り組んでいきたい課題や、スタートアップへ提供できる多様なアセットについて解説するコーナーです。大企業全社の課題・アセットは「MUGENLABO支援プログラム 2025」からご確認いただけます。


【東芝】に続く第94回目は三井化学です。三井化学の課題解決に挑戦したいスタートアップの皆様は、ぜひKDDI ∞ Labo事務局までご一報ください!


岡部氏に伺いました

何をしている会社ですか?

岡部:当社は工業薬品や機能性樹脂など、様々な化学素材を開発し、製造・販売しております。その中で培った、材料設計、量産化、樹脂加工に関連する技術・ノウハウを強みとして、用途に適合する材料・素材を選定し、お客様の要望に合う製品を提供しております。

重点領域であるモビリティ、ライフ&ヘルスケア、ICTに加え、自社の強みを派生させたロボットソリューション、データリューション、細胞培養ソリューションといった新たな領域も開拓しております。

これまでのオープンイノベーションの取り組み事例は?

岡部:例えば、ロボットソリューションでは、少子高齢化による労働力不足の解消、高齢者のQoL改善といった社会課題に対し、総合化学メーカーとしての当社グループの知見を活かし、材料選定、設計、金型製作、成型加工、試作、量産、評価といった機能をワンストップで提供することをソリューションとして、ロボット業界に貢献しています。

その中の1つの取り組みとして、ラピュタロボティクス様のラピュタPA-AMR(ピッキングロボット)向けに、樹脂部品を設計し提供しています。荷物を載せるトレイやシャーシ、カバーなど、大型で耐久性が必要な部品を含む設計から量産化まで、ワンストップで行うことで、製品のコストダウン、量産性の向上に貢献しています。

御社の課題は何ですか?スタートアップのみなさまへ求めていることは何ですか?

岡部:新事業では開発、製造、販売の各プロセスにおいて、自社で経験のない技術課題、事業課題に直面することが数多くあります。一方で、スタートアップは独自の技術やビジネスモデルをベースに社会課題を解決し新市場・新顧客の創出を目指しています。

こうした尖った技術・ビジネスモデルで新市場・新顧客にアプローチしているスタートアップなどの社外パートナーに対し、不足するアセットを提供し相互に補完し合いながら事業を共創していく取り組みを積極的に推進しています。
特に、弊社が保有する化学・素材に関するノウハウをデジタル化し、新たな価値を提供するようなサービスを目指しております。このようなサービスを互いに協力して実現し、双方win-winになれるようなパートナーを求めております。

スタートアップへ御社から提供できるアセットはありますか?

岡部:アセットにつきましては、以下の内容をご提示しております。

  • 新規事業開発を事業部門として専門で行う部署であり、社外パートナーとのビジネス共創のアイディア起案から、事業化までを行う体制を整えています。
  • 主業としている樹脂を中心とする化学品に加え、ロボットソリューションや細胞培養基材など、新事業として既に推進しているサービスも保有しています。
  • 樹脂を中心とする化学品製造のための多くの生産設備・生産技術を持っています。

最後に一言お願いします

岡部:パートナーとともに事業仮説を立て、いかに高速にPoCを回していくかが新事業開発のカギになると考えています。そのために、当社にはない技術やビジネスモデルを、スタートアップを中心とする社外パートナーに求め新事業を共創していくオープンイノベーションを積極的に行っています。お互いに不足するアセットを提供し、相互に補完し合いながら新しい事業を共に創りましょう。

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事務局から折り返し連絡いたします。

<送付先>kddilabo-info@kddi.com
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・面会/提案希望先(大企業名/提案概要)※複数可

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