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2025年08月18日

スタートアップに会いたい!Vol.96- 三井金属鉱業

三井金属鉱業株式会社
香川 佳宏
事業創造本部 市場共創推進部 部長

連載「スタートアップに会いたい!」では、KDDI ∞ Laboにパートナーとして参画する大企業100社以上が、スタートアップと共に取り組んでいきたい課題や、スタートアップへ提供できる多様なアセットについて解説するコーナーです。大企業全社の課題・アセットは「MUGENLABO支援プログラム 2025」からご確認いただけます。


【artience】に続く第96回目は三井金属鉱業です。三井金属鉱業の課題解決に挑戦したいスタートアップの皆様は、ぜひKDDI ∞ Labo事務局までご一報ください!


香川氏に伺いました

何をしている会社ですか?

香川:ステークホルダーの皆様に多大なるご支援を頂き、三井金属鉱業は2024年9月24日に創業から150周年を迎えることができました。当社は非鉄金属製錬を中心とした事業を通じて技術力を高め、それらを融合して新たな製品を生み出し続けることで、お客様や社会への貢献に努めてきました。現在はエレクトロニクス製品を支える機能材料事業と産業の基盤となる金属事業を展開しています。

2022年度に開始した前中期経営計画「22中計」から、統合思考経営と両利きの経営を推進しています。社会的価値と経済的価値を両立するためには社外パートナーとの共創、特に社会的インパクトの創出を目指すスタートアップ様との協業が重要と考えています。本「25中計」におきましても、オープンイノベーションを通じた知の探索に取り組み、新規事業創出とコア技術強化を加速して行きます。

これまでのオープンイノベーションの取り組み事例は?

香川:当社の事業創造本部は、オープンイノベーションによる新規事業創出を実現するために設置された組織です。「外部の力(お客様・スタートアップ様・パートナー企業・大学など)」と「当社の強み(コア技術・ノウハウ・販売チャネル)」を融合することで、新市場を創出していきます。

スタートアップの皆様との共創という点では、2017年からコーポレートベンチャーキャピタルファンドを運用しています。協業による当社新規事業機会の創出とスタートアップ様の企業価値向上に貢献を目指しています。

2025年から2号ファンドを設立し、引き続き重点領域での共創を推進していきます。また今後、創業期の起業家・スタートアップ様へのインキュベーションにも力を入れていく予定です。

御社の課題は何ですか?スタートアップのみなさまへ求めていることは何ですか?

香川:三井金属グループは「探索精神と多様な技術の融合で、地球を笑顔にする。」というパーパスを掲げています。当社が事業活動を通じて培ってきたマテリアルに関する知恵とスタートアップ様の優れた技術・アイデアをかけ合わせ、社会課題を解決することで、社会になくてはならない存在であり続けたいと考えています。

環境・エネルギー、エレクトロニクス、ライフサイエンス、DX/AI分野において、互いに不足しているケイパビリティを補完し合い、新規事業創出に共にチャレンジして頂けるスタートアップ様との出会いを求めています。

スタートアップへ御社から提供できるアセットはありますか?

香川:当社のコア技術である「トコトン材質を変える」、「トコトン表面を変える」、「トコトン形を変える」に関するアセットを提供し、スタートアップ様の事業成長を支援いたします。

  • 材料設計(酸化物・合金設計、材料複合化)
    適切な手段で材料を変化させ、組み合わせることで、所望の機能を実現する新しい材料を作り出す技術
  • 表面処理(電解/鍍金)
    ナノレベルでの活性成分を担持したり表面コーティングすることで、新しい機能付与を実現する技術
  • 素材加工(粉体制御、焼成)
    粉体を任意のサイズや形状に変え、物性や組織が制御された材料を安定生産する技術

最後に一言お願いします

香川:不確実性の高い時代において、個社単独で解決できる課題は限られており、社外共創の取り組みは益々重要になると考えています。スタートアップ様の優れた技術やアイデア、ビジネスモデルの実現に貢献し、共に成長して行きたいと考えています。是非、持続可能な社会の実現に資する新規事業を一緒に作って行きましょう。

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<送付先>kddilabo-info@kddi.com
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