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2026年02月03日

素材の力で未来を創る - マテリアルゲート

株式会社マテリアルゲート
伊勢 賢太郎
COO

2026年1月21日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ5社が大企業に向けてピッチを行った。登壇されたスタートアップにMUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんがインタビューをしたので皆様にご紹介!


5社目はマテリアルゲート。広島大学の研究成果である単分子誘電体の開発と事業を展開するスタートアップ。今回は、マテリアルゲート COOの伊勢 賢太郎氏にお話を伺った。


めぇ〜ちゃんめぇ〜ちゃん
消費電力削減を実現する 『単分子誘電体』を用いた次世代不揮発性メモリの開発を行っています。

COOの伊勢氏に伺いました

何をしている会社ですか?

伊勢 :広島大学で発見された単分子誘電体を組み込んだ従来材料では実現できていない高速処理・高密度記録・低消費電力を兼ね備えた次世代不揮発性メモリを開発しています。

高度に情報化された未来社会において、コンピュータの消費電力削減は喫緊の社会課題です。その解決策として、消費電力の大きい揮発メモリを代替可能な次世代不揮発メモリが提唱されていますが、未だ実現には至っていない状況です。当社は革新的メモリ材料である単分子誘電体を用いて、この次世代不揮発性メモリの実用化を実現します。


サービスイメージ

なぜこの会社を立ち上げたのですか?

伊勢 :日本の研究者が紡いできた材料科学の知の蓄積と素材産業の揺るぎない国際競争力。
この確かな強みは、我が国の豊かな未来を拓く可能性の源泉です。

私たちは、この強みを次世代へ繋ぐ架け橋でありたいと考えています。

世界が直面する様々な社会課題を、化学技術を起点に私たちは解決し続けるため、会社を立ち上げました。

これからの目標はありますか?

伊勢 :AI・ビッグデータ等を活用した豊かな未来社会を実現するため、コンピュータが生み出す膨大なデータ処理や莫大な消費電力の削減は大きな社会課題です。当社はこれらの社会課題を「素材の力で解決する」ことをミッションに2023年に設立した広島大学発のスタートアップです。

「単分子誘電体」は、広島大学の西原禎文教授が世界で初めて開発した、室温において単一分子に情報を記録できる全く新しいメモリ材料です。当該材料を実装した「単分子誘電体メモリ」は、従来のメモリに比べて約1000倍の高密度化と、約90%の消費電力削減効果が期待できます。

最後に一言お願いします

伊勢 :当初我々は次世代メモリをつくることを主軸としておりました。しかし、様々なプレゼンを重ねる中で相手先企業様よりあんな事には使えないのか?こんなことには使えないのか?という様々な事業化のヒントをいただく事ができ、実際に他分野への検討も進んでおります。今回この場において、共創パートナー様と新たなPoCの種を見つけたいと考えております。是非ともよろしくお願いいたします。

KDDI 瀬戸谷
★推しコメント★
同社の魅力は、「素材という基盤技術で“未来のコンピューティング社会”の課題を根本から解く」という強いビジョンです。従来のメモリが抱える消費電力・処理速度・記録密度のトレードオフを、単一分子レベルでの革新的材料設計で突破しようとする試みは、技術としての独自性と将来性に満ちています。素材の力で社会価値を高めようとする同社の挑戦は、エレクトロニクス産業の次なる潮流を切り拓く可能性を秘めていると思います。
それでは次回の記事もお楽しみに♪

株式会社マテリアルゲート
https://www.materialgate.com/
広島大学の研究成果である単分子誘電体の開発と事業を展開

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