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2023年09月07日

KDDI、生成AI「Azure OpenAI Service」の法人向けトータルサポート開始

KDDIは2023年9月5日から、マイクロソフトの生成AIサービス「Azure OpenAI Service」を法人のお客さまに対し提供開始した。また今後、「Azure OpenAI Service」導入時のコンサルティングから設計、構築までトータルでサポートし、生成AIによるお客さまの業務効率化や課題解決の実現へ貢献する。


KDDIは、2023年5月から社員1万人を対象に生成AIを活用したAIチャットサービス「KDDI AI-Chat」を実業務で利用している。KDDI社内で利用することで、AIの導入における技術的な課題解決や、利用のガイドライン整備、実業務におけるユースケースなどの知見を有している。このような知見を生かしお客さまのサービス導入や活用方法を支援する。

KDDIは生成AIを提供するさまざまなパートナーと連携し、お客さまが最適な生成AIを選択可能な環境を提供する。また、KDDIアジャイル開発センター、アイレット、フライウィールなどKDDIグループのケイパビリティを活用することで、コンサルティングやクラウドを活用したAIサービスを提供していく。

提供の背景

  • 生成AIは、さまざまな産業や領域で革新的な改革や効率化をもたらすことが期待されている。企業は生成AIを活用することで、繰り返し作業の自動化による効率化や生産性向上、大量データの処理による予測分析などマーケティングへの活用が考えられる。
  • 一方で、生成AIの導入には高度な技術や専門知識が必要であり、開発やトレーニング、データ収集など多岐にわたる技術的な課題が存在する。また、生成AIの利用には法的な制約や倫理的な問題も存在するためガイドラインの整備などガバナンスが必要とされる。

KDDIは「Azure OpenAI Service」の提供にあたり、導入時の技術的な課題を解決し、さまざまなお客さまの環境に応じた支援を行う。また、KDDIが提供する「KDDI Wide Area Virtual Switch 2」などの閉域網と、「Azure OpenAI Service」をセットで利用可能。これにより、高セキュリティー環境下での利用を実現し、企業データなどが外部に漏洩するリスクをなくす。

さらに今後は、「Azure OpenAI Service」導入時のコンサルティングから設計、構築まで行うトータルサポートで提供を行う。生成AIのデータ利用のガイドライン作成などガバナンスに関する支援や、お客さまの業務に合わせたコンサルティング、お客さまが保有するデータとの連携などトータルサポートを行うことで、AIによるDXを推進する。

日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員 パートナー事業本部 パートナー技術統括本部 統括本部長 伊藤 信博氏は次のように述べている。

日本マイクロソフトは、KDDIのAzure OpenAI Serviceの提供を心より歓迎します。生成AIは、産業革命やインターネット登場に匹敵する歴史的なテクノロジーの転換点とも言われています。KDDIとの強力なパートナーシップのもと、安全にデータを扱うことが可能なAzure OpenAI Serviceと、KDDIの多様なアセットやノウハウを活用して、お客さまのデジタルトランスフォーメーション、新規ビジネスの実現へ向けて、連携していきます。

伊藤 信博氏

KDDIは、AIサービスを推進し、法人のお客さまのデータドリブン経営を支援することで社会課題の解決を目指し、「KDDI VISION 2030」である「『つなぐチカラ』を進化させ、誰もが思いを実現できる社会をつくる」に取り組んでいく。


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