- インタビュー
2021年06月21日
飲食業界の埋もれた価値をデジタル化する。- GINKAN シンクロライフ
- 株式会社GINKAN
神谷 知愛 - 代表取締役
KDDIはトークンエコノミー型グルメSNS「シンクロライフ」を運営しているスタートアップ、GINKANに出資したことを公表しました。「KDDI Open Innovation Fund 3号」を通じたもので、出資額や評価額などの詳細は非公開。
今回はGINKAN CEO 神谷 知愛氏にお話を伺いました。
CEOの神谷知愛氏に伺いました
何をしている会社ですか?
神谷:「飲食業界の埋もれた価値をデジタル化する」というビジョンの元に、グルメSNS「シンクロライフ」を運営しております。
広告やSEOなどWEBマーケティングのバイアスがないSNS型で、自分の趣味嗜好にあったお店探しや、食体験を価値観の近しいユーザー同士が共感・共有できるサービスです。食レビュアーへの報酬制度とグルメSNSのビッグデータを活用したレコメンド型の飲食店探しが特徴です。
また飲食店向けにはリスクゼロの完全成功報酬型モデルで店内販促のデジタル化や常連化促進(CRM)が実現できる「飲食業界のマーケティングDXプラットフォーム」として活用頂いております。運用リソースやリテラシー不足でも活用できる全自動CRMも特徴で直近のコロナ禍の1年間で400%以上の成長率でポストコロナ戦略として飲食店から支持頂いております。
トークンエコノミー型グルメSNS「シンクロライフ」
なぜ会社を立ち上げたのですか?
神谷:僕が経営していた前身の会社で約10年間飲食店向け事業を行って気づいたことは、デジタルマーケティングの進化のおかげで本当に美味しい料理を提供する飲食店が埋もれ、マーケティング力の高いお店=美味しいお店・話題なお店となっています。
世界に誇れる日本の外食文化の中で「本当に美味しい飲食店はもっと知られるべき」そんな想いでシンクロライフが誕生しました。
そして僕自身も2回目の起業となるので、起業人生を賭けられる「食」の領域で日本の飲食業界に貢献したいと思い創業しました。
「消費者と飲食店が本当に共存できるプラットフォーム」が事業で最も大切にしていることです。
これからの目標はありますか?
神谷:まずは日本の飲食業界全体の課題である、あらゆる飲食店のマーケティングDXを実現したいと思います。
中長期的にはマーケティング領域だけではなく、飲食業界に関連する決済・金融領域までの事業へチャレンジしたいと思っています。
そして最大の目標は日本の食文化で生まれた「シンクロライフ」をアジアNo.1プラットフォームにすることです。
資金調達を通して期待していることはありますか?
神谷:KDDIグループが持つ豊富なユーザーへの、新しい飲食店探しの体験や飲食店優待等のサービスの提供、飲食店のマーケティングDX領域での協業を通して新しい価値を生めることを期待しています。
最後に一言お願いします
神谷:コロナ禍で非常に厳しくデジタル化が十分進まなかった飲食業界ですが、まさに今、あらゆるDXが起こるタイミングだと確信しております。現在シンクロライフプラットフォームは「食に関わるコンテンツ」「飲食店支援」「地方創生」の3つのテーマでさまざまな企業様と協業が進んでおります。もしご関心を持って頂ける企業様がいらっしゃればぜひご一緒できればと思っております。