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2023年12月06日

Z世代が選ぶ2023年最新トレンドランキング!スポット・グルメ部門ヒットの裏側を解説(後編)

テテマーチ株式会社(以下、テテマーチ)は、『Z世代SNSトレンドグランプリ2023』を発表しました。この記事ではテテマーチ協力のもと、Z世代が実際にどんなことに興味関心を向けているのか前編と後編の二部構成で解説します!後編では、スポットとグルメを中心にご紹介します。

前編:Z世代が選ぶ2023年最新トレンドランキング!インフルエンサー・タレント・コンテンツの3部門を解説(前編)

Z世代トレンド「スポット部門」

1位:ハリーポッタースタジオツアー

精巧な映画のセットの中を歩きながら映画製作の裏側を体験できる屋内型エンターテイメント施設です。Z世代に限らず話題になりましたが、SNSでは「#ハリーポッタースタジオツアー」を付けて投稿されたコンテンツがInstagramでは2.8万以上、TikTokでは720万回以上再生(23年11月時点)されています。また、ハリーポッターのコスプレをした来場者も多く、特にZ世代の間では友達とのコスプレ写真をSNSにアップすることが一つの楽しみ方となっています。


ワーナー ブラザース スタジオツアー東京

2位:ジブリ展

こちらもZ世代に限らず話題になっています。ジブリ作品の魅力を紹介する展覧会「金曜ロードショーとジブリ展」や「鈴木敏夫とジブリ展」が日本各地で開催されました。映画の世界に飛び込めるようなフォトスポットも登場し、まるで主人公のように撮影できるという点が魅力になっています。TikTokでは、「ジブリ展行ってきた」レポート、Instagramでは、「○○近郊/△月行きたいイベント×選」などのコンテンツにジブリ展が紹介されるなどバズっています。

3位:友達がやっているカフェ

”初対面だけど”友達のバイト先に遊びに行くような体験ができる「友達がやっているカフェ」です。店員さんの演技やアドリブ力が非常に高く、お互いが素のまま楽しむことができる点が来店者が自然体で楽しめるところが特にZ世代に受けています。また、「いつも飲んでるやつ」「大変そうだから簡単なので大丈夫だよ」などユニークなメニューが様々なSNSでバズっていました。また、TikTokでは「#友達がやっているカフェ」の総視聴回数は3,290万回以上となっており、TikTok上半期トレンド大賞2023にもノミネートされています。


店員はエンタメ業界で活動する役者・モデル・クリエイターたち

Z世代トレンド「グルメ部門」

1位:みそきん

YouTuberのヒカキンが自らプロデュースを手掛けたカップ麺&カップ飯「みそきん」は、ヒカキンが『重大発表』として1週間の休止を経てのリリースをしたため、視聴者からは驚きの声が多く挙がりました。
みそきんの発売と同時に人気を博し、売り切れが相次ぎましたが、これを受け、ヒカキン自身が売り切れ状況を受けてお詫びの動画を公開したり、メルカリで高額転売されていたりしたことにより、さらに話題を呼びました。

2位:10円パン

22年の冬ごろから流行っていましたが、10円硬貨の見た目で甘めの生地にチーズがたっぷり入っている韓国発のスイーツです。大きな10円硬貨のフォルムと熱々の生地を割ったときに伸びるチーズがSNS映えすると話題になっていました。「ワンコイン(500円程度)で食べることができる」「食べ歩きができる」というようなサムネイルの投稿がSNSでは多く見られました。安くて経済的で効率の良いものを好むZ世代の傾向がこの10円パンの人気に表れています。

3位:シェイクうどん

讃岐うどん専門店「丸亀製麺」から発売された「シェイクうどん」。その名の通り、打ち立てのうどんを”振って”味わえる商品として5月に発売され、非常に話題になりました。手軽に持ち運び、場所を選ばずに様々なフレーバーのうどんを味わうことができたり、値段も390円と非常にお手頃な価格で食べることができたりする点がZ世代の間で話題になった理由だと考えられます。


丸亀製麺初、“シェイクするうどん”

2023年Z世代トレンドのキーワードは「素」

各部門ごとにランキング形式でトレンドを紹介しました。テテマーチのウェビナーで解説されていた内容によると、今年のトレンドの中心となったキーワードはズバリ「素」。ランクインしたコンテンツを見ると、共通して自分の「素」をさらけ出しやすくするものが流行しています。例えば、コンテンツ部門で1位のBeRealでは、洗練された「映え」から解放され、自分の「素」をありのままに投稿できるという体験がZ世代に刺さりました。また、インフルエンサー部門で3位の「とうあ」や、タレント部門で2位の「あの」のように世間体を気にせずに自分の「素」をさらけ出している人たちも高い支持を得ています。

2022年と2023年のトレンドグランプリを比較すると、今年は憧れよりも個性的で多様なものが支持されている印象があり、インフルエンサー部門では特にそれが顕著に表れています。また、グルメ部門でカップ麺、うどんなどがランクインしているように、スイーツが少なかったように感じます。映え文化が衰退しており、フォトジェニックが求められなくなっているという時代の流れの表れだと考えられます。


テテマーチ主催ウェビナーの投影スライドより抜粋

いかがでしたでしょうか?今回は、2部構成で2023年Z世代トレンドランキングの振り返りと、トレンドの裏側について考察しました。Z世代向けのプロモーションやマーケティングを行いたいなど、さらに詳しくお話を伺いたい方はぜひテテマーチさまへご相談ください!

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