- インタビュー
2025年09月30日
マルチモーダルAIプラットフォームを提供 - DATAFLUCT

- 株式会社DATAFLUCT
久米村 隼人 - 代表取締役CEO
2025年9月18日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ7社が大企業に向けてピッチを行いました。登壇されたスタートアップにMUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんがインタビューをしたので皆様にお届けいたします。
6社目はDATAFLUCTです。AIエージェント活用を支援するマルチモーダルAIプラットフォーム「Airlake(エアーレイク)」シリーズの提供を行うスタートアップです。今回は、DATAFLUCT 代表取締役CEOの 久米村 隼人氏にお話を伺いました。
めぇ〜ちゃん
- Airlakeは、社内外に眠るあらゆるデータを統合し、企業のデータAI活用を可能にするエンタープライズ向けSaaSです。非構造化データを構造化する独自AIを備え、自然言語でBIを構築できるAI Agentsと、多様な学習済みアルゴリズム群をワンプラットフォームで提供し、意思決定と業務変革を加速させます。
代表取締役CEOの久米村氏に伺いました
何をしている会社ですか?
久米村 :DATAFLUCTが展開する 「Airlake」 は、エンタープライズ企業向けに設計された統合データAIプラットフォームです。社内外に散在する膨大なデータを収集・統合し、非構造化データを構造化する独自AIによって、これまで分析が難しかった情報を整理可能にします。
さらに、自然言語で対話しながらBIを構築できる 「Airlake BI Agent」 を提供。最新のPRによれば、国内大手企業で先行導入が進んでおり、従来9時間かかっていたレポート作成をわずか30分に短縮する事例も報告されています。また、プラットフォームには新たに 「ナレッジグラフサーチ」 機能を実装。データ同士の関係性をAIが理解・推論できるため、設計変更の影響範囲の可視化や熟練技術者のノウハウ継承など、従来困難だったユースケースにも対応します。
Airlakeは「Airlake platform」「Airlake AI Models」「Airlake AI Agents」という三層構造を軸に、予測・最適化・異常検知・ESG対応など多彩なソリューションをワンプラットフォームで提供。ビジネスモデルはSaaS型を基本に、基盤利用料と追加エージェント機能のライセンス、さらに導入支援やカスタマイズを組み合わせて収益を構成しています。
「データを商いに。」をビジョンに掲げ、日本企業特有のあらゆるデータ活用課題にも対応できる強みを持ち、データ活用の属人化を排して現場主導の意思決定を可能にすることで、企業の業務変革を加速させています。
サービスイメージ
なぜこの会社を立ち上げたのですか?
久米村 :2019年、株式会社DATAFLUCTは「データとサイエンスの力で社会課題を解決する」というミッションのもと創業しました。設立の背景には、既存の大企業で新規事業開発に携わる中で、「技術や価値創造に本気で取り組めない構造的制約」が数多く存在すること、それが日本企業・産業の競争力を抑えているという問題意識があります。加えて、衛星データのような活用が難しかったデータや非構造化データが埋もれたままになっている現状、それらを活かせば社会・環境・経済にとって大きな価値を生み出せるという思いが起点でした。
こうした思いから、DATAFLUCTは「データを商いに。」をビジョンに掲げ、データの民主化、すなわちあらゆる企業がデータを活用できる世界をつくることを目指しています。どんな規模・業界であっても、経営判断や社会的価値創出にデータサイエンスを活かすことができるよう、プロダクト開発・DX支援を通じて「持続可能な未来を、アルゴリズムの共有で実現する」ことが会社の方向性です。
また、会社方針としては、ただ技術を提供するだけでなく、データ活用の上流(課題発見・新規事業構想)から、SaaS提供・AI実装・運用まで一貫して関わる「フルスタック型」のスタジオとして動くことが挙げられます。顧客の現場課題を深く理解し、非構造化データなど技術的にハードルの高い領域にも果敢にチャレンジすることで、社会・産業・環境の持続性を見据えたアルゴリズム・データ基盤を生み出すことを重視しています。
これからの目標はありますか?
久米村 :DATAFLUCTは「データを商いに。」を掲げ、企業に眠る膨大なデータから新たな価値を創出することを目指しています。データ収集・加工・蓄積・分析・機械学習・AIエージェント運用までをフルスタックで提供し、これまで一部の専門部署に限られていた高度なデータ活用を、より多くの業界・多様な部門・幅広いユーザーに開放します。非構造化データを構造化する独自AIと、自然言語でBIを構築できるAI AgentsやBI Agentやナレッジグラフを組み合わせることで、現場担当者でも直感的にデータを扱える環境を実現。データの民主化を進め、企業全体での意思決定や業務変革を加速させる「エンタープライズのOS」として進化していきます。
最後に一言お願いします
久米村 :私たちDATAFLUCTは、Airlakeを通じて「データ活用 × AIエージェント」という新しい市場に挑戦し続けています。その挑戦は、単なる技術開発ではなく、共に歩むパートナーと課題を解決し、成長していくプロセスそのものです。エンタープライズ企業のOSとしてデータとAIを社会に浸透させ、現場の効率化や経営の高度化にとどまらず、CO₂削減や持続可能性といった地球規模の課題解決にもつなげていきます。私たちは、共創パートナーと共に、産業の未来と社会的なインパクトを創り出す挑戦を進めていきたいと考えています。
めぇ〜ちゃん
- データ収集からデータ加工/蓄積、データ分析/活用まで一気通貫して提供する、DATAFLUCT社に注目です!それでは次回もお楽しみに♪
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