- インタビュー
2025年09月24日
動作解析技術で心身機能を判定 - AYUMI BIONICS

- 株式会社AYUMI BIONICS
田脇 裕太 - 代表取締役
2025年9月18日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ7社が大企業に向けてピッチを行いました。登壇されたスタートアップにMUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんがインタビューをしたので皆様にお届けいたします。
3社目はAYUMI BIONICSです。動作解析技術を活用して、現場従業員の心身機能を判定するAIシステム「AYUMI Scan(アユミスキャン)」の開発を行うスタートアップです。今回は、AYUMI BIONICS代表取締役の田脇 裕太氏にお話を伺いました。
めぇ〜ちゃん
- AYUMI BIONICSは、心身機能データを活用した安全管理システムを提供しています。独自開発したAYUMI Scanは中高年従業員の労災リスクを測定し、データ解析と職場改善までサポートします。
代表取締役の田脇氏に伺いました
何をしている会社ですか?
田脇 :AYUMI BIONICSは、慶應大学発のスタートアップとして設立され、スマートフォンを用いて従業員の筋力・バランス・反応速度などを簡便に測定できる「AYUMI Scan」を開発・提供しています。従来は専門機器や多大なコストが必要だった体力測定を、手軽かつ短時間で実施できる点が大きな特徴です。
取得したデータはクラウド上で一元管理され、個人の健康管理だけでなく、部署や企業全体の傾向を可視化することが可能です。これにより、安全管理や人材配置の最適化に役立ち、労働災害の予防や従業員の健康維持を支援します。
さらに、企業の人材活用や離職防止、健康経営の推進にも貢献するB2B向け安全管理システムを展開しています。
サービスイメージ
なぜこの会社を立ち上げたのですか?
田脇 :祖父の歩行機能低下と自尊心の喪失を目の当たりにした経験から、「年齢を重ねても自立して生きられる社会をつくる」という強い思いを原点に設立されました。
私ともう一人の創業者である中村は、少子高齢化が進む日本において、中高年従業員の健康と安全を守ることが社会全体にとって不可欠であると考えています。
そして、労災の予防や人材の適正配置、さらには働きやすい環境づくりを支援することで、企業の持続的な成長を支えることに使命感を持ち、テクノロジーと専門知識を通じてその実現を目指しています。
これからの目標はありますか?
田脇 :AYUMI BIONICSは「日本の現場を支えたい」という強い想いを掲げ、事業を進めています。製造や物流、建築、清掃など、多様な分野で多くの方々が日々現場を支えていますが、労災や健康リスクは依然として深刻な課題です。
私たちは従業員の体力や心身機能を可視化することで、安全管理と健康支援を両立させ、事故の未然防止や働きやすい環境づくりを推進しています。
今後はさらに導入する業界を広げ、より多くの現場で働く人々の安全と健康を守り、日本社会全体を下支えする未来を実現していきたいと考えています。
最後に一言お願いします
田脇 :私たちAYUMI BIONICSは、「人」に着目した安全管理と健康支援を通じて、現場の未来を共に変えていきたいと考えています。
現場を支える皆様と力を合わせることで、労災ゼロと持続的な成長を実現できると信じています。共創パートナーの皆様と共に、日本の現場から安心と活力ある社会を築いていければ幸いです。
めぇ〜ちゃん
- 誰もが持続的に成長できる社会の実現のために、重要な取り組みを行っているAYUMI BIONICS。今後の活躍が楽しみですね!それでは次回もお楽しみに♪
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