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2025年12月23日

「スペースポートとともに未来をひらく」 - ASTRO GATE

ASTRO GATE株式会社
原田 悠貴
CEO

2025年12月18日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ6社が大企業に向けてピッチを行いました。登壇されたスタートアップにMUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんがインタビューをしたので皆様にお届けいたします。


2社目はASTRO GATEです。ロケットの離発着拠点となるスペースポート(宇宙港)の調査、企画、運営等を行うスタートアップです。今回は、ASTRO GATE CEOの原田 悠貴氏にお話を伺いました。


めぇ〜ちゃんめぇ〜ちゃん
当社の宇宙共創プログラム「MUGENLABO UNIVERSE」にも参画いただいているスタートアップです!

CEOの原田氏に伺いました

何をしている会社ですか?

原田 :スペースポートの企画段階から運営まで、一気通貫で手掛ける会社です。発射場のFeasibility Studyや環境アセスメント、設計・建設、ロケット打上げオペレーション等、包括的なサービス提供を目指しています。船舶、飛行機に次ぐ次世代の長距離輸送インフラとしてロケットが台頭してくる世の中に向けて、世界中の様々な国のスペースポートプロジェクトに関わっているのが特徴です。

ビジネスモデルとしては、現在の空港と同様にコンセッションモデルが主流となると予想しており、その際に所有者である国や自治体から当社が運営業務を受託し、継続的に運用に関わることを目的としています。


サービスイメージ

なぜこの会社を立ち上げたのですか?

原田 :宇宙をより身近にするためには、宇宙サプライチェーンにおける根本である輸送領域(ロケット打上げ等)の課題解決が必要だと以前より感じていました。その領域で、特に課題となっているのがスペースポート(ロケット発射場)の不足で、人工衛星会社からの打上げ需要に対してロケット会社の打上げ供給が間に合っておらず、人工衛星会社は1年以上の予約待ち状態になっています。

ロケット開発の遅れ等、ロケット会社側の問題もありますが、それらの問題が解決された際には、次に射場不足があらたな問題となると予測しています。そうなった際に取り組むのではなく、現時点からそのような将来的な世界規模の課題に対して取り組むことで、人類全体の宇宙進出に貢献していきたいと考えています。

これからの目標はありますか?

原田 :日本のスペースポートからロケットに搭乗し、アメリカのスペースポートまで30分で到着することです。また、現在の空港のように近隣のスペースポートから宇宙へと旅立つことが一般化されることを目標としています。

最後に一言お願いします

原田 :スペースポートプロジェクトは単なる射場開発ではなく、その地域の住民や産業(宿泊業や飲食業、農業、漁業、エネルギー産業等々)、教育など様々な領域と関わる一大エコシステムの構築に繋がると考えています。当社としては、これまで宇宙に関わってこなかったような企業様含め、次世代の宇宙インフラおよびその周辺のまちづくりに携わっていきたいと思っておりますので、是非様々な側面でご連携させていただければと思っております。

KDDI 山本KDDI 中河
★推しポイント★
ASTRO GATEは、次世代インフラである「スペースポート(宇宙港)」の企画・運営を一気通貫で手掛ける、世界規模の課題解決に挑むフロンティアです。
当社の宇宙共創プログラム「MUGENLABO UNIVERSE」に参画いただいており、このプログラムを通じてロケット打ち上げ時の海域監視実験を支援させていただいています!
住友不動産ベンチャーサミット2025優勝のほか、日経 THE PITCH GROWTH 2024–2025やTHE GOLD STANDARD AWARDS 2025などで入賞といった実績は、事業の実現性と大企業との連携可能性の高さを証明しています!
 
30分で日米を結ぶ輸送や、地域エコシステム構築にも貢献する、スケール感と社会性の両面で期待値MAXのスタートアップです!
それでは次回もお楽しみに♪

ASTRO GATE株式会社
https://astrogate.jp/
ロケットの離発着拠点となるスペースポート(宇宙港)の調査、企画、運営等を行う

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