- インタビュー
2024年12月04日
グローバルで手荷物預かりネットワークサービスを提供 〜Bounce
- Bounce, inc.
Cody Candee - Founder & CEO
KDDIは、グローバルで手荷物預かりネットワークサービスを提供するBounceへ出資したことを公表しました。「KDDI Open Innovation Fund 3号」を通じたもので、出資額や評価額などの詳細は非公開。
今回はBounce Founder & CEOのCody Candee氏にお話を伺いました。
Founder & CEOのCody Candee氏に伺いました
何をしている会社ですか?
Cody Candee:Bounceはグローバルで手荷物預かりネットワークサービスを展開しています。Bounceのミッションは、世界中の人々の生活をより快適にすることです。荷物に合わせて1日の計画を立てる必要はないと考えています。Bounceは、地元の企業やホテルと提携して、100か国に13,000か所の拠点を展開しています。
サービスイメージ
なぜ会社を立ち上げたのですか?
Cody Candee:私がBounceのアイデアを思いついたのは、サンフランシスコで働いていたとき、人々が持ち物に合わせて計画を立てなければならないため、イベントや体験を逃してしまうことがよくあることに気づいたときでした。Bounceがあれば、どんなイベントに行くにしても、どこを旅行するにしても、手荷物をどうするかについて心配する必要がなくなります。
これからの目標はありますか?
Cody Candee:2019年の設立以来、Bounceは北米、ヨーロッパ、アジア、オセアニアの4,000以上の都市に 13,000 以上の手荷物預かり場所のネットワークを構築してきました。Bounceは現在世界100か国の地元企業と提携し、Bounceプラットフォームを通じて旅行者や地元の人々に便利な短期手荷物預かりサービスを提供することで、収益源の多様化を支援しています。
Bounceは、旅行者の旅をどこへ行っても快適にし、手荷物預かりネットワークの拡大と新しい業種の追加を通じて、地元企業にさらなる収益をもたらします。
KDDIからの出資を通して期待していることはありますか?
Cody Candee:日本では、旅行業は最も急速に成長している産業の1つであり、多くの訪日外国人旅行者が食、自然、豊かな文化を体験するために日本を訪れています。我々はすでに日本国外でナンバーワンの手荷物預かりネットワークサービスです。KDDI社と提携することで、KDDIチームの豊富な知識と経験を活用し、全国の新しいパートナー拠点に当社の存在を拡大し、日本でもナンバーワンの荷物預かりネットワークを目指します。
最後に一言お願いします
Cody Candee:Bounceを日本に展開できることを大変嬉しく思っています。Bounceは地元の企業と提携して、旅行者や地元のユーザーに便利な短期手荷物預かりサービスを提供し、収益源の多様化、インバウンド旅行者の誘致、オーバーツーリズムの緩和に貢献出来ると考えています。
日本の持つコインロッカーは、インフラとしてとても素晴らしいものです。Bounceでは、便利な場所にある地元のパートナーを通じて対面式での手荷物保管サポートを提供することで、これらのサービスを次のレベルに引き上げる事が出来ると確信していますし、それをとても楽しみにしています。必要なのは、Bounceアプリをダウンロードして、お近くのパートナーを見つけることだけです。
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