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2023年05月23日

カブトムシの飼育・活用で廃棄物処理や土壌改善に貢献 - TOMUSHI

株式会社TOMUSHI
石田陽佑
代表取締役CEO

2023年5月11日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ5社が大企業に向けてピッチを行いました。MUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんが登壇企業にインタビューを行いました。

2社目はTOMUSHIです。昆虫自動生産システム・昆虫成分研究・廃棄物処理速度向上・ゲノム編集等の研究開発を行うスタートアップです。今回は、TOMUSHI 代表取締役CEOの石田 陽佑氏に話を聞きました。


めぇ〜ちゃんめぇ〜ちゃん
廃菌床などの有機廃棄物を食べるカブトムシを飼育・活用し、廃棄物処理や土壌改善に貢献するサービスを提供しています!

代表取締役CEOの石田氏に伺いました

何をしている会社ですか?

石田:私たちは昆虫の力でゴミを資源化し、世界の資源不足を解消することをテーマに、カブトムシの飼育・活用を行っています。国内約30ヶ所の飼育施設で、有機廃棄物を活用してカブトムシを飼育しており、廃棄物処理や土壌改善に取り組んでいます。また育てたカブトムシは、大企業と共同で昆虫食の開発をしたり、JAグループとの肥料開発、大手飼料メーカーと共同での飼料開発、一般向けの昆虫イベントの開催等を行い活用しています。


TOMUSHIが創るサイクル

なぜ会社を立ち上げたのですか?

石田:大好きなカブトムシを趣味で育てている過程で、高い生産ノウハウや昆虫食などカブトムシの可能性を感じ、事業化に踏み切りました。我々はカブトムシの可能性を信じ、研究を続けた結果「-20度の環境にも耐え、廃棄物を食べて育つカブトムシ」が誕生しました。

そこに「農業残渣を処理し大量にカブトムシを生産する技術」を活用し、ゴミを処理するだけでなくそこから価値を生み出します。ゴミから生まれた価値(カブトムシ)は、農家の方の新たな収入源となり、昆虫食・飼料・肥料・化粧品など多くの商品に活用されます。

これからの目標はありますか?

石田:我々は「昆虫の力でゴミを資源化し、世界の資源不足を解消する」というビジョンを掲げて、全世界の有機廃棄物の窓口にカブトムシの力でこれまでとは違う全く新しい形で有機廃棄物処理を行い、そのカブトムシをタンパク質や飼料・ 肥料等様々な形で活用することで、ゴミを循環させることができるサステナブルな世界を実現することを目指します。

日本全国での昆虫イベントを初めてとして多くの場所でカブトムシの凄さを伝えることで、日本中だけでなく世界中の人々にカブトムシの魅力を伝えていきたいです。

最後に一言お願いします

石田:私たちはカブトムシの力で世界の資源不足問題を解決できると考えています。皆様と一緒にカブトムシのさらなる凄さを見つけて、私たちの「ゴミを循環させることができるサステナブルな世界」という目標の実現を目指していきたいです。よろしくお願いします!

めぇ〜ちゃんめぇ〜ちゃん
飼育し販売しているカブトムシのほとんどがすぐに売り切れる需要の高さを見せています。また、(株)TOMUSHIで「カブトムシ」と読めるという社名からもユーモアを感じますね!

それでは次回もお楽しみに!

株式会社TOMUSHI
https://tomushi.com/
昆虫自動生産システム・昆虫成分研究・廃棄物処理速度向上・ゲノム編集等の研究開発

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