- インタビュー
2024年01月16日
多数の小型AIの組み合わせにより、高度な適用能力を備えたAIモデルを構築 - Sakana AI
- Sakana AI
David Ha - Co-Founder CEO
KDDIは、生成AI領域における基盤モデルの研究開発を行うスタートアップSakana AI株式会社へ出資したことを公表しました。「KDDI Open Innovation Fund 3号」を通じたもので、出資額や評価額などの詳細は非公開。
今回はCo-Founder CEOのDavid Ha氏にお話を伺いました。
Co-Founder CEOのDavid Ha氏に伺いました
何をしている会社ですか?
David Ha:Sakana AIは、生成AI領域において最も基盤となるFoundation Modelの研究開発を行います。3人の共同創業者はいずれもこの分野での豊富な経験を有しています。Google Brain の⽇本部⾨統括として、複雑系、⾃律システムの研究を指揮してきた David Haと、現在の⽣成AIの爆発的な普及につながった「トランスフォー マー」モデルの提案論⽂である「Attention Is All You Need」の著者の1⼈であるLlion Jonesと、Stability AIのCOOであった伊藤錬が東京で⽴ち上げたAI企業です。
生成画像
なぜ会社を立ち上げたのですか?
David Ha:Sakana AIは、小さな個々の魚が大きな群れを形成する中で優れた行動判断を行っていくような自然界の法則に着想を得て、分散的、自律的、効率的な新しい言語モデルの開発をめざしています。
Sakana AIは、日本が誇る豊富で多様なクリエイティブ・コンテンツと、層の厚い研究開発コミュニティーとのコラボレーションを実現すべく、日本を創業の地として選びました。
これからの目標はありますか?
David Ha:日本をベースに日本国内および海外から優秀な人材を集めて、研究開発に取り組んでまいります。
KDDIからの出資を通して期待していることはありますか?
David Ha:KDDIの持つ豊富なデータ、コンテンツなどのアセットを通じて研究開発を加速させていきたいと考えています。また、KDDIとKDDIがリードする日本のテクノロジー企業、クリエイティブコミュニティー、スタートアップコミュニティーとたくさんのコラボレーションを作っていくことが楽しみです。
最後に一言お願いします
David Ha:日本をベースに日本国内および海外から優秀な人材を集めて、研究開発に取り組んでいきます。また、日本のテクノロジー企業、クリエイティブコミュニティーと協力して、一緒に日本のAIエコシステムを深化させていきたいと考えています。
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