- インタビュー
2023年10月05日
コミュニティ運営に必要な全機能搭載プラットフォーム「OSIRO」を運営ーオシロ
- オシロ株式会社
杉山 博一 - 代表取締役社長
2023年9月22日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ6社が大企業に向けてピッチを行いました。MUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんが登壇企業にインタビューを行いました。
2社目はオシロです。サブスク型のコミュニティ専用オウンドプラットフォーム「OSIRO」を運営するスタートアップです。今回は、オシロ代表取締役社長の杉山 博一氏に話を聞きました。
- めぇ〜ちゃん
- 「OSIRO」は、コミュニティ活性化に必要な機能をすべて揃えた「システム」と、コミュニティ運営知見を豊富に持ったプロデューサーの「サポート」をワンストップで提供するサービスです。
代表取締役社長の杉山氏に伺いました
何をしている会社ですか?
杉山:「OSIRO」は、コミュニティ専用のオウンドプラットフォームを開発・提供しています。「日本を芸術文化大国にする」というミッションを実現するために、クリエイターやメディア・ブランドなど、クリエイティブ産業の方々が創作活動を続けられる仕組みを開発し、2015年にβ版の提供を開始しました。
強みは、独自の世界観表現とコミュニティ活性化、そしてコミュニティ活性化を自動アシストするコミュニティマネージャーAI機能です。
ファン同士のつながりを生み出し、交流を活性化することで新たな価値共創が起こる「クリエイティブ・コミュニティ」の創出を目指しています。
コミュニティ専用オウンドプラットフォーム「OSIRO」
なぜ会社を立ち上げたのですか?
杉山:私は24才で世界一周から帰国後、アーティストとして活動を開始し、30才で終止符を打ちました。今この瞬間も、活動を続けたいのに諦めてしまっているアーティストが世の中にはたくさんいます。日本ではアーティストが食べていけず、また今食べていけているアーティストもこの先も食べていける保証はありません。
高度経済成長の波に乗り経済大国として走り続けてきた日本ですが、その勢いは刻々と過去のものになりつつあります。そんな日本がこれから進むべき道は、かつてヨーロッパも辿ったクリエイティブ産業へのシフトだと考えます。日本が今後生き残っていくには、芸術文化大国になる必要があります。これは私の使命でもあります。
そのためには、アーティストやクリエイティブ産業の方々が活動を続けていくことが必要不可欠です。活動を続けるには、お金だけでもだめ、エールだけでもだめ、「お金」と「エール」の2つが必要です。この2つを実現する仕組みとして、ファンから直接エールを得られるサブスクリプション型のプラットフォームとして「OSIRO」を開発するに至りました。
クリエイター支援から始まったサービスですが、現在はクリエイターだけでなく企業・ブランド・団体へと幅広く提供しています。
これからの目標はありますか?
杉山:良い人間関係が育まれると、孤独が解消され、幸福度が増すと言われています。そのため、良質なコミュニティに所属する人々が増えると、よい人間関係が育まれ、日本人の幸福度を上げることにもつながると考えています。
「OSIRO」のコミュニティは、熱量の高いファンが集まり交流が活性化する、良質なコミュニティづくりを得意としています。また、当社では量を増やす前に質を高めることを大事にしているため、今後も「コミュニティマネージャーAI機能」のさらなる改良を続けることで、質の高いコミュニティの創出を目指しています。
「OSIRO」のコミュニティに所属する人々が増えることで、良質な人間関係が多く育まれ、日本人の幸福度が上がっていく、そんな未来を想像しています。
最後に一言お願いします
杉山:これまで人間は、道具の発明によって身体能力を拡張してきました。オンラインが主軸のコミュニケーションの時代では、OSIROが開発しているツールやAIが、まさに人のコミュニケーション能力を拡張させます。このOSIROというツールで、コミュニティを産業にできると、本気で思っております。
- めぇ〜ちゃん
- 「OSIRO」を通じたファンコミュニティの構築により、より多くの人々が夢を持ち続けやすい世の中を実現したいですね!それでは次回もお楽しみに!
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