- インタビュー
2023年11月27日
ファンがアイドルグループの運営に参加し応援する、Web3時代の新しい「推し活」体験を提供 - Modhaus
- 株式会社Modhaus
Jaden Jeong - CEO
KDDIは、Web3エンターテインメントプラットフォームを提供するスタートアップ株式会社Modhausへ出資したことを公表しました。「KDDI Open Innovation Fund 3号」を通じたもので、出資額や評価額などの詳細は非公開。
今回はCEOのJaden Jeong氏にお話を伺いました。
CEOのJaden Jeong氏に伺いました
何をしている会社ですか?
Jaden Jeong:Modhausは「トリプルエス(tripleS)」と「アルテミス(ARTMS)」の2つのK-POPアーティストグループをプロデュースしているエンターテイメント会社であり、K-POPプラットフォームである「コスモ(COSMO)」を開発・運営しているIT企業です。
既存のK-POPエンターテインメント会社のようにアーティストを発掘し、アルバム制作などを通じてグローバルアーティストとして成長するための足がかりを作る一方、ファンがコスモでブロックチェーン技術を通じてアーティストの様々な活動に対する意思決定に参加しています。
なぜ会社を立ち上げたのですか?
Jaden Jeong:Modhausは、アーティストが作られ、活動する過程でファンの意見がより深く、より透明に反映できるようにしたらどうだろうというアイデアから始まりました。既存のエンターテインメント会社が意思決定を行ったKPOP領域について、Web3.0ダオ(DAO)のようにファンが直接意思決定や運営に参加させることで、KPOP産業に新しい方向性を提示したいと考えています。
もちろん、多くのKPOP関連コンテンツがファンの意見を反映するために投票というシステムを活用していますが、ブロックチェーン技術を使用してこのような投票の過程と結果を透明に公開すれば、最終結果とシステムに対する信頼が高まり、これによりファンは自分たちが直接作っていくアーティストにさらに没頭することができると思います。
これからの目標はありますか?
Jaden Jeong:現在はModhaus所属グループのユニット結成、パフォーマンス曲決定など様々な活動に対して「グラビティ(Gravity)」と呼ばれる投票と意思決定でファンを直接参加させており、長期的には外部K-POPアイドルをコスモに入店させることで、K-POPファンが様々なアーティストの活動に対する意思決定に参加できるプラットフォームに拡大する予定です。さらに、アーティストを発掘する過程もファンの意思決定によって行われるようにしたいと考えています。
KDDIからの出資を通して期待していることはありますか?
Jaden Jeong:日本はModhausのグローバル拡大戦略において、最も優先される地域の一つです。KDDIからの投資と長期的な協業を通じて、日本のアイドルエンターテインメント市場への進出だけでなく、日本のWeb3.0市場でも新しいトレンドと方向性を提示できるように目指しています。 特に、KDDIが運営しているNFTマーケットプレイス、Walletなど様々なWeb3.0サービスとのシナジーを作ることを期待しています。
最後に一言お願いします
Jaden Jeong:K-POP市場が成長するほどファンの期待と目線は高くなっており、ファンは急速に変化するトレンドを最もよく把握していると思います。 このようなK-POPファンの参加はエンターテインメント産業で欠かせない非常に重要な要素であり、Modhausはファン参加方式の進化した姿を提示したいと思います。
今はトリプルエスの事例から始まりましたが、最終的にはK-POPファンがアーティストが作られ、活動する過程で意見を提示し、参加できることが当たり前になる生態系を作りたいと考えており、今後、K-POP産業はこのようなファン参加を基盤に一段と発展できると信じています。
https://www.mod-haus.com/ファンがアイドルグループの運営に参加し応援する、Web3時代の新しい「推し活」体験を提供。
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