- インタビュー
2023年01月25日
クリエイター向けポートフォリオプラットフォーム- foriio
- 株式会社foriio
山田 寛仁 - 代表取締役社長
KDDIは、クリエイターのスキルを可視化するポートフォリオプラットフォーム「foriio」を提供するスタートアップの株式会社foriioへ出資したことを公表しました。「KDDI Open Innovation Fund 3号」を通じたもので、出資額や評価額などの詳細は非公開。
今回は株式会社foriio 代表取締役社長の山田寛仁氏にお話を伺いました。
代表取締役社長の山田氏に伺いました
何をしている会社ですか?
山田:「個のクリエイターのエンパワーメント」をミッションに、クリエイターの作品をノーコードでまとめることができるポートフォリオサービス「foriio」を展開しており、登録クリエイター数は累計8万人を超えております。また、このポートフォリオサービスを軸に構築したネットワークを用いて、デザイナーやイラストレーターなどの幅広いクリエイターの活躍の場をつくる「foriio Creator Match」を提供しております。
クリエイター用ポートフォリオサービス「foriio」
クリエイターと企業のマッチングサービス「foriio Creator Match」
なぜ会社を立ち上げたのですか?
山田:きっかけは友人・知人の同業者のクリエイターが、プロとして活動を続けるのを苦労しているのを目の当たりにしたことです。クリエイターが働くこの業界は、案件の獲得経路としては人脈がほとんどのアナログな業界。しかし営業が得意でないクリエイターも多い中「コネ」を活かした案件獲得だけでは、発注側・クリエイター側双方に、ベストなマッチングがされていないのではないかと考えました。
そこでまず、業界内でのクリエイターの方々の活動をサポートできる事業・サービスを作れないかと考え、多くのクリエイターへのヒアリングを重ねた結果、まず彼らの「実績」を可視化し「こういった事ができます!」と、営業活動のツールになる「ポートフォリオ」を簡単に作成できるツールをクリエイターに提供しようと考え、起業に至りました。
これからの目標はありますか?
山田:まずは国内トップのポートフォリオプラットフォームになります。これを達成し、ポートフォリオインフラとしての立場を確率しつつ、クリエイターの方々に一つでも多いマッチする案件をお繋ぎしていけるプラットフォームへと成長していきたいと考えています。
その先の中長期としては、クリエイターが場所問わず活躍できるよう、海外への展開を進めていきたいと考えています。
KDDIからの出資を通して期待していることはありますか?
山田:クリエイターの活躍の場を広げられることを期待しています。クリエイターの重要度は各業界において高まっており、それぞれの企業の需要に合わせてforiioのクリエイターのネットワークを活用していけたらと考えています。
最後に一言お願いします
山田:クリエイティブの重要性が増していくWeb3やNFT、メタバースなどのデジタルが当たり前になった今後の世界に向けて、クリエイターのネットワーク+クリエイターのスキルを可視化する弊社のシステムが大いに活躍すると信じています。
クリエイターの未来にワクワクされている大手企業の方々からのご連絡・ご相談お待ちしております。