- インタビュー
2023年12月04日
これからの企業経営に必須の生成AI・LLM活用をオールインワンLLMソリューションで支援 - Allganize Holdings
- Allganize Holdings
佐藤 康雄 - Co-Founder 兼 Allganzie Japan 代表取締役 CEO
KDDIは、「AIによって全てのビジネスのワークフローを自動化・最適化する」をビジョンに掲げるスタートアップAllganize Holdingsへ出資したことを公表しました。「KDDI Open Innovation Fund 3号」を通じたもので、出資額や評価額などの詳細は非公開。
今回はCo-Founder 兼 Allganzie Japan代表取締役 CEOの佐藤康雄氏にお話を伺いました。
Co-Founder 兼 Allganzie Japan代表取締役の佐藤氏に伺いました
何をしている会社ですか?
佐藤:Allganizeは、「AIによって全てのビジネスのワークフローを自動化・最適化する」というビジョンのもと、日本、米国、韓国を中心に、グローバルで企業向けのオールインワンLLMソリューションを提供しています。
企業の業務効率化を実現する生成AI・LLMアプリのプラットフォーム「Allganize Alli LLM App Market」や、AIチャットボット「Alli」をはじめとするAIソリューションの開発および提供を行っており、国内外における各業界のトップ企業の皆さまに採用いただいております。
なぜ会社を立ち上げたのですか?
佐藤:一般的なナレッジワーカーは、1日の勤務時間のうち30%は、業務を進めるための情報検索に費やしています。自身もこれを実感し、この課題をAIの力で改善し業務の効率化を実現したいと考え、2017年に創業へ至りました。
以前立ち上げていた別の会社において、アプリケーション向けのグロースハックツールの事業に取り組んでいました。LTV計測や退会予測など、ユーザーの動向を分析しながらマーケティングを支援するといった事業で、当時から初歩的なAIも使用していました。これが、2010年代前半頃です。(この会社もKDDIから出資し、米国企業へのバイアウトによるEXITをしています。)
これ以降、スマートフォンが大きく普及し、AIの学習に必要なデータ群が揃うようになりました。AIを事業の中核にする道が開けたことで、AIソリューションをメインとした冒頭の課題解決にチャレンジしようと創業したのが Allganize になります。
これからの目標はありますか?
佐藤:これからの企業経営において、AI活用は必須となります。これは抗えない未来です。我々は、生成AI・LLMの活用をオールインワンで支援するLLMソリューションの提供を通じて、同領域のグローバルマーケットでリーダー企業になることを目指しています。
創業当初より、日米韓で事業を展開し、すでに各国、各業界の大手企業様に弊社AIソリューションを活用いただいています。今回のシリーズBの資金調達を経て、このチャレンジを加速させたいです。
私たちは、「AIによって全てのビジネスのワークフローを自動化・最適化する」というビジョンを掲げています。マシンが行うべき作業はマシンが行い、ヒトがヒトにしかできない仕事に集中できる未来がゴールです。例えば、何か新たな仕事をスタートする時、「この仕事をするためにヒトを雇う」ではなく、「どのAIを使ったらいいか」と考える。そのような世界を実現したいです。
その上で、ヒトにはヒトにしかできない、未来を想像するような仕事によりチャレンジをしていただきたいと考えています。
KDDIからの出資によって期待していることはありますか?
佐藤:KDDIさんが持つネットワークや事業基盤を通じて、企業の生成AI・LLM活用を推進したいと考えています。
日米韓とグローバルで事業を展開している我々は、米国・韓国と比較して、日本企業の生成AI・LLMへの取り組みの遅れを肌で感じています。全世界的に企業での活用が進む生成AI・LLMの領域において、この遅れはグローバル環境で競争優位を失うことにつながります。
KDDIさんと、上記テーマや課題感を持って、一緒にチャレンジをさせていただきたいと考えています。
最後に一言お願いします
佐藤:これからの企業経営において必須となるAI活用で課題感をお持ちの企業さまは、ぜひディスカッションの機会をいただけますと嬉しいです。
生成AI・LLMなどを中心に、AI活用の領域はやれること、やるべきことが数多存在しています。共同商品開発やパートナーシップなど、様々な形態でチャレンジを共にさせていただく機会があればと考えています。どうぞよろしくお願いいたします!
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