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2022年08月18日

個別最適化を可能にするコミュニケーションAI - SELF

SELF株式会社
佐藤 史章
CFO 兼 事業開発

2022年7月15日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ5社が大企業に向けてピッチを行いました。MUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんが登壇企業にインタビューを行いました。

1社目はSELFです。コミュニケーションAIチャットボット「SELF for Communication」を提供するスタートアップです。今回は、SELF CFO 兼 事業開発の佐藤史章氏に話を聞きました。


めぇ〜ちゃんめぇ〜ちゃん
SELFの「コミュニケーションAI」は、ユーザーとのコミュニケーションを通して最適化された提案や対応ができるシステムです!

CFO 兼 事業開発の佐藤氏に伺いました

何をしている会社ですか?

佐藤:SELFでは創業当初より、個々のユーザーを捉え個別最適化された提案や対応を行うことのできる独自の会話エンジン、「コミュニケーションAI」の開発を行ってきました。SELF独自のアルゴリズムでは、一般的なチャットボットに見られるようなテキストの言語処理や情報ライブラリからの検索ではなく、コミュニケーションを通してユーザーの背景にある生活時間/天気/位置/趣味趣向/メンタル等など内的・外的な環境要素も把握し、提案へ応用することが可能となります。

この独自の「コミュニケーションAI」を活用して、企業向けのソリューション提供と自社アプリの提供を展開しています。企業向けソリューションは、教育関連企業、自動車メーカー、銀行などの大手サービスに導入されており、サービス継続率、コンバージョン率アップなどの効果を出しています。ユーザーを個別に捉え、提案することのできるソリューションがサービスの利用価値を高めています。


企業向けソリューション「SELF for Communication」

自社アプリ「SELF」は、ノンプロモーションながら130万DLを達成しており、過去にはGooglePlayAwardにて受賞履歴もあるアプリです。SELFの独自のコミュニケーション技術をフルに搭載したアプリであり、是非皆さんにも体験頂きたいアプリです。

なぜ会社を立ち上げたのですか?

佐藤:そもそも検索が面倒じゃないか?という課題を感じたことがスタートでした。検索は自ら情報を探しにいく行為であり、情報が溢れかえる現代では非常に面倒な作業です。

ならば自分のことをよく理解してくれている誰か(人だけでなくロボットでも)が必要な情報を探して届けてくれる、そんなサービスを作ろうと立ち上げたのがSELFです。この考えは創業当初から変わっておらず、SELFの根幹をなすものです。

検索をさせずにユーザーに必要な情報を提示するには、

  • ユーザー属性を把握し、記憶すること
  • ユーザー属性をリアルタイムに解析し、ユーザーの状態を推測すること
  • そして、ユーザーと本質的に必要な情報とをマッチさせること

が必要になります。

この中でも特にユーザー属性の把握では、正しくかつ深くユーザーを理解するために、コミュニケーション(特に対話)を取ることができる技術が必要でした。そこから「コミュニケーションAI」の開発がスタートしていきました。

創業当時は同様のシステムをすぐに他社も作ってくるだろうと考えていましたが、8年ほど経った今でも、SELFの「コミュニケーションAI」のような技術を実現できている企業は現れていないと考えています。

これからの目標はありますか?

佐藤:YoutubeやNetflixなどのサービスでもわかる通り、個々ユーザーに最適化していくパーソナライズは強く望まれており、さらに加速していくと考えています。そして今後はサービスごとのパーソナライズだけではなく、ユーザーの生活を捉えた「総合的なパーソナライズ」が発展していくと思われます。

これらをGoogle、Apple、Amazonなどは先行して取り組んでおり、このままでは日本はこの領域でも追いつけない状態となる可能性があります。我々SELFはユーザーの生活全般を理解し個別最適化した提案が行える存在として、日本初で「総合的なパーソナライズ」に一石を投じる存在になりたいと考えています。

最後に一言お願いします

佐藤:SELFの「コミュニケーションAI」の利用を通して皆様の事業に貢献していきたいと思います。そして今後の「総合的なパーソナライズ」の時代に向けてご一緒できればと考えております。まだまだ魅力を伝えきれていない部分があるかと思いますので、是非お気軽にディスカッションの機会を持たせて下さい。

めぇ〜ちゃんめぇ〜ちゃん
今後は幅広い領域でパーソナライズ化が求められていきそうですね!

それでは次回もお楽しみに!

SELF
https://self.systems
コミュニケーションAIチャットボット「SELF for Communication」の提供

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