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2022年11月08日

完全無人のAIカフェロボット - New Innovations

株式会社New Innovations
中尾 渓人
代表取締役 CEO

2022年10月20日、KDDI ∞ Laboの月次全体会において、スタートアップ5社が大企業に向けてピッチを行いました。MUGENLABO Magazine編集部のめぇ〜ちゃんが登壇企業にインタビューを行いました。

1社目はNew Innovationsです。AIカフェロボット「root C」事業を展開するスタートアップです。今回は、New Innovations代表取締役 CEOの中尾 渓人氏に話を聞きました。


めぇ〜ちゃん
『root C』とは、AIカフェロボットです。アプリで時間と受け取り場所を指定し、完全無人・非接触でスペシャルティコーヒーを受け取ることができます!

代表取締役 CEOの中尾氏に伺いました

何をしている会社ですか?

中尾:「あらゆる業界を無人化する」をビジョンに、多くの人々がより人間らしい生活をおくる未来の実現を目指して事業を展開しています。現在は飲食や小売業を中心に、大手企業やグローバル企業と連携し、自動化を軸にしたハードウェア製造とソフトウェア構築でOMO(オンラインとオフラインの融合)を支援しています。

自社サービスのAIカフェロボット「root C」は、アプリで時間と受け取り場所を指定し、完全無人・非接触でスペシャルティコーヒーを受け取ることができるサービスです。AIを活用したパーソナライズ診断で、ライフスタイルや嗜好に合わせたコーヒーをご提案します。JRや阪急などの鉄道会社やオフィスビル、商業施設と協業し、首都圏を中心に設置を拡大しています。


New Innovations事業イメージ

なぜ会社を立ち上げたのですか?

中尾:幼少期から家電を分解するなど、機械が好きな子どもでした。中学高校では国際大会に出場するなど本格的にロボット製作に取り組むようになり、その費用を稼ぐために高校生からフリーランスのエンジニアとして働き始めました。そして、高校卒業直前の2018年1月に、ハードウェアとソフトフェア両方の技術を生かせる事業を展開する株式会社New Innovationsを設立しました。

近年、ソフトウェアによる課題解決は進んでいる一方で、ハードウェアが伴う課題は多く残っています。特に飲食業界は労働集約型の産業で、ロボットと人の共存によってより価値を生むことができると考え、まず飲食業を中心にOMO事業の展開を始めるに至りました。

これからの目標はありますか?

中尾:New Innovationsの強みは、ハードとソフトそれぞれに特化したエンジニアがいること、自社サービスであるAIカフェロボット「root C」の開発・運営を通してさまざまなデータや知見を蓄積してきたことです。現在は飲食業や小売業を中心にOMO事業を展開していますが、さらに幅広い業界へと価値提供を広げていきたいと考えています。

そしてその先に、人が関与しなくても成り立つ業務をロボットが支え、1人1人がより人間らしい生活に時間を充てることができる未来を描いています。自動化・省人化によって時間を創出し、人は創造性やコミュニケーションが必要な付加価値の高い仕事に従事できる社会の実現を目指します。

最後に一言お願いします

中尾:OMO事業では、経営課題の抽出・課題設定・コンサルティングをはじめ、課題を解決するためのハードウェアの開発製造、ソフトウェアの開発までワンストップで支援しています。さらには、クラウド管理、保守運用、データ分析、運用コンサルティングまでサポートが可能なため、立ち上げて終わりではなく、実現したいサービスの社会実装をお手伝いします。

本社ラボに加えて自社工場も構えており、柔軟かつクイックに対応できるので、課題をお持ちの方はお気軽にご相談ください。

New Innovationsは自動化、省人化のための事業を展開していますが、全ての仕事をロボットに置換すればいいということではなく、人間とロボティクスそれぞれに求められる役割があり、大切なのは両方の強みを生かせることだと考えています。そして、多くの人々がより人間らしい生活をおくる未来の実現を目指しています。

めぇ〜ちゃん
都内では原宿や目黒、品川などに設置されています。是非体験してみてください!

それでは次回もお楽しみに!

New Innovations
https://newinov.com/
淹れたてのコーヒーをロッカー経由で受け取ることができる、無人AIカフェロボット「root C(ルートシー)」の提供。

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