- インタビュー
2022年03月14日
世界の顧客と繋がるバーチャルイベントプラットフォーム - Airmeet
- Airmeet Inc.
Lalit Mangal - CEO & Co-founder
KDDIは、バーチャルイベントプラットフォームを提供するスタートアップ、Airmeet Inc. へ出資したことを公表しました。「KDDI Open Innovation Fund 3号」を通じたもので、出資額や評価額などの詳細は非公開。
今回はAirmeet CEOのLalit Mangal氏にお話を伺いました。
代表取締役のLalit氏に伺いました
何をしている会社ですか?
Lalit:オンラインイベント運営を支援するバーチャルイベントプラットフォームを提供しています。企業や教育機関、政府機関などで利用され、参加者同士の情報交換用ラウンジや、複数セッションの管理、企業ブランディングに合わせたイベント画面のカスタマイズなどを通じて、オンライン上における顧客開拓/エンゲージメント強化に貢献します。
リモートファーストであるAirmeetは、米国に本社を置き、インドと北米に300人以上の従業員がいます。 CEOである私はインドの不動産ポータルであるCommonFloorのExit(Quikr.comが2億米ドルで買収)の経験を持ち、2019年にManoj Singh、Vinay KumarJaastiと共同で設立しました。Flipkart、Fifth Element Group、BMF Mediaを含む5500以上のブランドがAirmeetのプラットフォームを使用し、世界中でイベントを開催しています。
「Airmeet」イメージ
なぜ会社を立ち上げたのですか?
Lalit:2016年に不動産ポータルであるCommonFloor社をExitさせた時点で、次の創業機会を探していました。その時に参加したバンガロールでの博覧会が起業のひとつのきっかけです。インド全土と東南アジアから500近くのスタートアップが参加する大きなイベントでしたが、私が会場で5時間以上過ごした中でも、ほんの一握りのスタートアップに会うことしかできませんでした。各ブースでは創業者たちが何度も同じピッチを繰り返し、全てのエネルギーをイベント対応で使い果たしてしまっているという状況を目の当たりにしました。
しばらくしてから、共同創設者のManoj、Vinayと創業アイデアを探し始めました。私たちはそれぞれ違う都市に住んでいたこともあり、プロダクトを考えるより先に、リモートで運営できる会社を設立したいと考えました。この創業検討の中で、リモートにおける交流やイベントに対して課題があるとの発見に至りました。
2019年11月にAirmeetで最初のイベントを開催しました。その後パンデミックが発生し、当社のような製品にスポットライトが当てられ、広く採用されるようになりました。リモートライフとバーチャルイベントは今ここにあり、未来であり、これが私たちの物語です。
これからの目標はありますか?
Lalit:私たちのビジョンは非常にシンプルです。人々が共に成長すること、そのために必要なものを提供することです。
資金調達を通して期待していることはありますか?
Lalit:今回調達した資金で研究開発に大きく投資を行い、事業のグローバル拡大を進めていきます。自社ブランドと製品の認知度を高めていくマーケティングにも焦点を当てています。KDDIにはこのようなグローバル市場での事業拡大において、特にアジア地域でのサポートや、将来には共同事業ができることを期待しています。
最後に一言お願いします
Lalit:カスタマーエンゲージメントの手法は急速に進化し、仮想空間上での顧客接点も重要となります。 私たちは様々なイベント手法を通じて顧客満足を拡大し、企業を支援していきます。 世界中のオーディエンスとシームレスにつながる世界の実現を目指します。