- インタビュー
2024年08月20日
WAKONX ~日本のデジタル化をスピードアップするKDDIの新たな挑戦~
- KDDI株式会社
阿部 大輔 - ビジネス事業本部 プロダクト本部 次世代ビジネス開発部
日本のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速するため立ち上げられた、KDDIの新たなビジネスプラットフォーム「WAKONX」。その背景には企業が抱える社会課題の解決に向けた強い使命感があります。本記事では、WAKONXが目指す未来について詳しくお伝えします。
立ち上げ背景
WAKONX立ち上げの背景には、企業のお客さまが直面する社会課題・業界課題が複雑化しているということが大きく関係しています。課題の複雑化に伴い、個社での課題解決が難しくなってきていることから、さまざまな課題に対し通信やAIを活用することで、課題解決を目指すべくWAKONXは立ち上がりました。
すでに業界内や業界横断で「協調」をしながら課題に立ち向かう事例が出始めており、例えば物流では、業界の垣根を越えた共同配送で物流コストを効率化するといった動きがあります。
「協調」の実現には、対象となる業界を知り、その業界に特化したDXが必要でありプラットフォーム化による使いやすさが求められていました。
また、お客さまのビジネスを高付加価値化するためのDX提案活動で得られた現場の課題やお客さまの声を集める過程で、WAKONXの構想が形になっていきました。
WAKONXは単なるサービス提供といった垣根を超え、業界特化のDXを推進するために、物流業界や小売業界など、各分野での課題解決に向けた事業検討が進められ、さまざまな社会課題の解決を目指した戦略的なプラットフォームの取り組みとして位置付けられています。
WAKONXのイメージ画像
WAKONXの強み
WAKONXは、他のSIerやキャリアと異なり、通信分野において強みを持っています。通信インフラの豊富な経験と資源を活かし、多種多様な業界に対して、IoTをはじめとするさまざまなネットワークを通じた高品質なサービスを提供し、さらにこのネットワークを接点として、あらゆるデータを集めることで、業界に特化したAIの提供も可能となります。
今後も通信が必要不可欠となるDXプロジェクトにおいて強みを発揮していきながら、強力な顧客基盤・接点を持っている立場を活かし、独自の価値を創出していく予定です。
発表後の反響
WAKONXの発表以降、社内外からの反響は非常に大きく、社内では営業部門からの提案依頼や、オープンイノベーション部門からの協力要請が増加しています。阿部氏は自身の感じた反響について以下のように述べました。
社内外問わず多くの企業やパートナーからの関心が寄せられており、プロジェクトの重要性を身にしみて感じています。
阿部氏
また、社外のスタートアップとの連携も進んでおり、WAKONXを通じた新しいビジネスモデルの構築が期待されています。
成功のカギはスタートアップの力
WAKONXでは、今後も多種多様な業界に特化したDXを推進していく予定です。物流業界や小売業界をはじめ、スマートシティやモビリティなど、幅広い分野での展開を目指しています。
阿部氏は今後の取り組みについて、以下のように意気込みを語りました。
スタートアップとの協力を通じて、新しい技術やサービスを積極的に取り入れることで、社会課題の解決に貢献していきます。
WAKONXの成功に向けて、今後も多くのチャレンジが待ち受けていますが、その中で日本のDX化を牽引する存在として成長していくように尽力します。
阿部氏
WAKONXは、日本のデジタル化をスピードアップするための新ブランドとしてKDDI内で期待されています。KDDIならではの通信事業の強みを活かし、新しい技術を取り入れながら多くの業界に対して価値を提供することを目指すWAKONXにこれからも注目です!
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