中氏、伊藤氏、坂入氏に伺いました

何をしている会社ですか？

中：Nissay MIRAIQAは、日本生命が目指す「誰もがずっと安心して暮らせる社会」の実現に向け、生命保険の枠を超えた新しい価値を創出するために生まれた会社です。これまでは、日本生命の1組織であるイノベーション開発室で、新規事業開発を行ってきましたが、2025年11月より、事業開発をよりスピーディーかつ機動的に展開するため、2025年11月に新会社「Nissay MIRAIQA（ニッセイ ミライカ）」としてスタートしました。

伊藤：今後の注力テーマは、健康寿命延伸や地域課題解決などを軸とした新規事業の推進です。当社では自社での０→１での事業開発だけでなく、オープンイノベーションでの事業開発も積極的に進めていきたいと考えており、スタートアップの皆様、そして大企業の皆様との共創をさらに加速させていきたいと考えています。

これまでのオープンイノベーションの取り組み事例は？

伊藤：具体的な事例としては、一時保育や病児保育のマッチング事業である「ちょこいく」やジャーナリングアプリ「muute」などをすでに展開しています。

坂入：当社の強みである顧客基盤や営業ネットワークを活かし、事業拡大を進めています。Nissay MIRAIQAでは様々なバックグランドを持つメンバーが新たなプロダクトを開発していきます。

御社の課題は何ですか？スタートアップのみなさまへ求めていることは何ですか？

中：日本生命本体では開発できないような、保険の枠を超えた新たな価値提供を、健康寿命延伸と地域課題解決というテーマで創出し、多くの方々に新たな安心をお届けしたいと思っています。

伊藤：スタートアップの皆様には、このミライカと並走し、日本生命が持つアセットを最大限活用しながら、社会全体にインパクトを与える新規事業を共に生み出せるパートナーとなっていただきたいと強く願っています。

私たちが持つ事業知見と、スタートアップの皆様のスピード感を組み合わせていければと思っています。

スタートアップへ御社から提供できるアセットはありますか？

坂入：Nissay MIRAIQAと日本生命それぞれが有する多様なノウハウやアセットを活用した協業策を検討できると思います。

• ナレッジ：デジタルプロダクト、例えばネイティブアプリの「muute」などの開発から得られた、企画・開発・運用に関する豊富なナレッジを提供できます。
• 顧客・販路基盤： 全国に展開する営業ネットワークや事業基盤とのコラボレーションが検討可能です。
• 投資：日本生命ではスタートアップ向けの投資ファンドを有しており、資本提携なども選択肢になると思っています。

最後に一言お願いします

中：新会社Nissay MIRAIQA（ニッセイ ミライカ）は、生命保険会社から新たに誕生したスタートアップマインドを持つ組織です。

ともに挑戦し、未来を切り拓く仲間との出会いを心から楽しみにしています。