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2021年08月24日

スタートアップに会いたい!Vol.28- 電通

株式会社電通
近藤 俊平
ビジネスプロデューサー

連載「スタートアップに会いたい!」では、KDDI ∞ Laboにパートナーとして参画する大企業50社以上が、スタートアップと共に取り組んでいきたい課題や、スタートアップへ提供できる多様なアセットについて解説するコーナーです。大企業全社の課題・アセットは「MUGENLABO支援プログラム 2021」からご確認いただけます。


三井不動産に続く第28回目は電通です。電通の課題解決に挑戦したいスタートアップの皆様は、ぜひKDDI ∞ Labo事務局までご一報ください!


近藤氏に伺いました

何をしている会社ですか?

近藤:社会の変化がますます加速する中、あらゆる企業や組織では、常に新たなイノベーションが求められています。”かつてない価値”を生み出すため、電通は、その創造力と実現力でさまざまなソリューションをご提供します。

具体的な領域としては、マーケティング、デジタルマーケティング、クリエイティブ、プロモーション、メディア、コンテンツ、PR、グローバル・ビジネスなどの領域で、数多くの法人企業を中心とした皆様に対して、電通グループ企業ならびに多くのパートナー企業の皆様と力を合わせてサービスを提供しています。

電通とスタートアップ企業との関わりにおいては、スタートアップ企業のマーケティングに関するご支援に携わらせていただいていたり、電通の事業領域に関連するスタートアップ企業の有するテクノロジーを活用したソリューション開発や事業開発のパートナーとして携わらせていただいたり、CVCである電通ベンチャーズを通じた投資活動など多角的な接点を持っております。

これまでのオープンイノベーションの取り組み事例は?

近藤:オープンイノベーションというと、製品開発や技術改革、研究開発などにおいて、自社以外の組織や機関などが持つ知識や技術を取り込んでいくということで、主に技術中心に語られることが少なくありません。一方、テクノロジーだけに限定せず、自前主義に陥らず広く外部のステークホルダーとの協業を通じた自社のビジネスモデルの変革や進化を実現することをオープンイノベーションだと捉えれば、電通のオープンイノベーションに関する歴史は古く、特にスポーツコンテンツやエンタメ分野では多くの成功案件に恵まれてきました。

近年の取り組みでは、スポーツ庁と電通とで共同で開催するスポーツ×テクノロジーのワールド・アクセラレーション・プログラム「SPORTS TECH TOKYO」、三井不動産とイノベーションや新たなムーブメント創出の基点となる交流を目的としたコミュニティづくりとして一緒に取り組ませていただいている「BASE Q」、 Plug and Play Japan社とともに京都で取り組んでいるニュータイプのビジネスプロデュースの拠点のひとつである「engawa KYOTO」、三菱地所、ISIDおよ電通が、FinTechビジネスエコシステムの構築を目指した日本初FinTech拠点「FINOLAB」の開設など、実に多くの取り組みを進めてきました。

御社の課題は何ですか?スタートアップのみなさまへ求めていることは何ですか?

近藤:電通はマーケティングや広告活動における領域を中心とした自社の変革に留まらず、さまざまな顧客の多様な問題解決に携わらせていただいています。そのため、多くの場合、定型化された課題に向き合うのではなく、顧客ごとの様々な文脈を捉えたソリューションを提供する必要があります。KDDI ∞ Laboには、素晴らしいテクノロジーやソリューションを持ったスタートアップ企業様が集まってきますが、なかでもわれわれとしては、顧客企業様の抱える問題を解決するために粘り強く取り組む姿勢を持たれ、将来に向けて社会をより良くしていこうという高い志を持ったスタートアップ企業様と是非ご一緒させていただきたいと思っています。

スタートアップへ御社から提供できるアセットはありますか?

近藤:電通としては、マーケティングソリューションの提供や、ミッション・ビジョン・バリューを通じた組織力の強化などの成長支援をさせて頂いています。またあまり知られてはいませんが、社会課題解決のための事業として、個人間のモノの無償貸し借り支援サービスである「Rentastic!」や、次世代教育開発を目的とした教育事業である「スコップ」などの事業にも取り組んでいます。また、接客VTuberサービスである「キャラトーカー」の開発など、電通のクリエイティビティをいかしたユニークな取り組みや、XR技術を顧客課題の解決に役立てるため、国内電通グループ5社横断の「XRX STUDIO」、スポーツ庁と共同で推進している「SPORTS TECH TOKYO」の活動も推進しており、こうした様々な取り組みとのコラボレーションの機会を提供することはできるのではないかと考えます。

また、CVCである電通ベンチャーズを通じて、マーケティング活動や広告領域におけるイノベーションに向けた取り組みを強化する一環でLivelike社やVoicy社といったスタートアップにも投資させていただいており、投資以降の事業共創などを見据えた形での関わりなどもご用意できるのではないかと考えています。

最後に一言お願いします

近藤:日本や世界が元気になっていくためには、多様な技術や想いを持った経営者が率いるスタートアップ企業の活躍が不可欠であるという認識のもと、電通ではスタートアップ企業への成長支援に関する経験や専門性を持つビジネスプロデューサーを集めた社内組織である「Startup Growth Partners」を立ち上げました。今後もKDDI ∞ Laboに集まるスタートアップ企業様はじめ、多くのスタートアップ企業様とのコラボレーションの機会を通じて、自社の進化、われわれのお客様の問題解決、そして社会の成長に貢献していければと思っていますので、ぜひご連絡ください!


 

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